【日刊試読タイム】『一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた ~落第剣士の学院無双~』(ファンタジア文庫)

発売前のラノベを試し読みから紹介する日刊試読タイム。今回はファンタジア文庫が2019年10月19日に発売する『一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた ~落第剣士の学院無双~』です。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

周囲から『落第剣士』と蔑まれる少年アレン=ロードル。彼はある日、剣術学院退学を懸けて同級生の天才剣士ドドリエルと決闘することになってしまう。勝ち目のない戦いに絶望する中、偶然アレンが手にしたのは『一億年ボタン』。それは「押せば一億年間、時の世界へ囚われる」呪われたボタンだった!? しかし、それを逆手に取った彼は一億年ボタンを連打し、十数億年もの修業の果て――極限の剣技を身に付けた! その後アレンはドドリエルに圧勝、剣術大会でも優れた結果を残す。さらには剣術の名門『千刃学院』から推薦入学の話が飛び込み!? 最強の力を手にした落第剣士は今、世界へその名を轟かせる!

著者は月島秀一先生。イラストはもきゅ先生。月島秀一先生はWebを中心に様々な作品の執筆をされている作家です。本作はまったく剣術の才能がない少年が、一億年ボタンという魔法のアイテムにより、努力の剣士として最強の力を手にする物語のようですね。

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数十億年の修行の果てに少年は最強となる!

主人公はまったく剣術の才能がない少年・アレン=ロードル。「努力は必ず実を結ぶ」という母の教えに従い、才能がないながらも努力を続けていました。学院では落第剣士と馬鹿にされ、クラスメイトからはいじめられ教師からも厄介者扱いされていたアレンですが、天才剣士と呼ばれる少年に母を馬鹿にされたことで逆上し、勝ち目をまったく見いだせない決闘を申し込んでしまうのです。

途方に暮れるアレンは「時の仙人」を名乗る謎の老人に出会います。悩みを打ち明けたアレンに老人は世にも珍しい魔法のアイテム「一億年ボタン」を取り出すのです。ボタンを押せば異界で一億年の間修行することができ、現実では一瞬で一億年分の修行と同じ効果を得られるという極めて胡散臭いアイテムを。アレンは老人の頼みに押し切られる形で「一億年ボタン」を押し、天才剣士に勝つための「特別」を探し続けるのです。

充実する衣食住とは裏腹に、誰もおらず何もない異界で過ごす果てのない時間。あまりにも長すぎるはずの一億年という期間でしたが、アレンは次第に一億年の修行だけで天才剣士に本当に勝つことができるのかと焦燥と疑念を抱くようになります。もう一度と一億年を繰り返し、もはや何周目かもわからなくなったある瞬間、アレンはついに「特別」を手にすると同時に目覚めます。悪夢にうなされていたと寮母さんに起こされたアレンは、ひょっとしてすべてが夢だったのではないかと落胆することになるのですが……。

学院までの道のり、天才剣士との決闘、さらに剣武祭を圧倒的な力で乗り切ったアレンは、自分の強さに少しずつ気づき始めていきます。我流と言いながらも数十億年の歴史を積み重ねた剣術を手にしたアレンは名門・千刃学院に推薦入学することにもなり、一方でアレンに隠されている“何か”もあるようで、そちらの因縁も注目です。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©月島秀一/KADOKAWA  ファンタジア文庫刊 イラスト:もきゅ

[関連サイト]

『一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた』特設サイト

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