このライトノベルがすごい! 2020:『七つの魔剣が支配する』が文庫部門でダブル1位&単行本・ノベルズ部門は『Unnamed Memory』が『本好き』の殿堂入りを阻む

2019年11月25日に発売された「このライトノベルがすごい!2020」(宝島社刊)にて、『七つの魔剣が支配する』が文庫部門の【総合】&【新作】で1位を獲得、単行本・ノベルズ部門では『Unnamed Memory』が1位を獲得した。「このライトノベルがすごい!」は宝島社が2004年より刊行しているライトノベルのBESTランキング書籍。2016年から文庫部門と単行本・ノベルズ部門に分けてランキングを実施している。本誌ではランキング上位作品を中心に著者のインタビューなども掲載されているほか、今年は「2010年代 The Best!!!」と題してライトノベル10年間のランキングも発表されている。

文庫部門【総合】では『七つの魔剣が支配する』(電撃文庫・著:宇野朴人・イラスト:ミユキルリア)が1位に輝いた。【総合】&【新作】での同時1位は昨年の『錆喰いビスコ』に続き、電撃文庫作品が2年連続で偉業を成し遂げた。2位と3位には昨年に引き続いて『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫・著:白鳥士郎・イラスト:しらび)、『弱キャラ友崎くん』(ガガガ文庫・著:屋久ユウキ・イラスト:フライ)が選ばれており、がっちりとファンからの支持を堅持する格好となっている。

単行本・ノベルズ部門では『Unnamed Memory』(電撃の新文芸・著:古宮九時・イラスト:chibi)が1位を獲得した。2位には3年連続での1位、さらには殿堂入りを目前としていた『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』(TOブックス・著:香月美夜・イラスト:椎名優)、3位には『陰の実力者になりたくて!』(エンターブレイン単行本・著:逢沢大介・イラスト:東西)が初のTOP3入りを果たしている。

文庫部門【新作】では【総合】1位の『七つの魔剣が支配する』(電撃文庫・著:宇野朴人・イラスト:ミユキルリア)が1位に輝いた。2位に『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』(電撃文庫・著:二丸修一・イラスト:しぐれうい)、3位には『継母の連れ子が元カノだった』(スニーカー文庫・著:紙城境介・イラスト:たかやKi)がそれぞれランクインした。また、文庫部門では青春やラブコメをテーマとした作品の選出が昨年よりも増加傾向となっており、特に【新作】がその波をより明確な形として牽引していると言えそうだ。

本誌には作品ランキング以外にもお馴染みとなっているキャラクターランキングやイラストレーターランキングも掲載されているほか、自分の好きな作品を見つけられるジャンル別ガイドでは200を超える作品紹介が行われている。ラノベニュースオンラインで開催している「ラノベニュースオンラインアワード」と本誌の結果とで選出されている作品群を見比べてみるのも面白いだろう。今年もまだまだライトノベルには新刊が登場する。既存の作品とあわせて、面白いライトノベルにどんどん触れてもらいたい。

©宇野朴人/KADOKAWA 電撃文庫刊 イラスト:ミユキルリア

©古宮九時/KADOKAWA 電撃の新文芸刊 イラスト:chibi

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