【日刊試読タイム】『そうだな、確かに可愛いな』(MF文庫J)

発売前のラノベを試し読みから紹介する日刊試読タイム。今回はMF文庫Jが2020年2月25日に発売する『そうだな、確かに可愛いな』です。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

この小説はイチャ甘ラブコメ――彼氏彼女の交際が始まった直後の二人の初々しい日々の記録だ。彼氏は渡世戒理。17歳、高校一年生(二留)。二年間の眠りから目覚めたばかりのワケありの少年。彼女の名は桑折那乃。16歳、高校一年生。オシャレと面白いことが好きなちょいウザ美少女。そんな二人の毎日は……大体こんな感じ。「せーんぱい♪ 今日のあたし、トクベツ可愛くないっすか~? ほらほら、褒めてくれても――」 「そうだな、確かに可愛いな」 「~~っ」 「桑折?」 「……そーゆうとこっすよ、先輩!!」 これは少しズレた先輩の無自覚デレに後輩彼女が赤面しまくるだけのお話。ヒロインレースも破局の危機もない、尊死必至なラブコメ。

著者は刈野ミカタ先生。イラストはmagako先生。刈野ミカタ先生については過去の日刊試読タイムの記事でご確認ください。本作は二年間の眠りから目覚めた先輩彼氏と、そんな彼の目覚めを待ち続けていたちょいウザ後輩彼女とのイチャラブコメ作品のようですね。

⇒ 試し読みはこちら

異世界帰りの彼氏ができました――な後輩彼女とのイチャラブコメ!

本作の主人公兼ヒロインは、無敵のJKとしての時間をとある先輩に費やし続けている桑折那乃。中高一貫校の2コ上の先輩、渡世戒理が倒れてからはや二年。一度も目覚めることのない先輩のお見舞いに二年間通い続けていたのです。目の前で先輩が倒れたあの時、なにか言いたげにしていたその「言葉」の正体を知りたいと願いながら。

有限なJKとしての時間を費やして通い続けていたある日、二年もの間一度も目覚めることのなかった彼が目覚め、那乃の名前を呼んだのです。慌てて看護師さんを呼びに行こうとした手を力強く握られ、「二年間も眠り続けて、いきなり力なんて出せるの?」とまっとうな疑問を抱く那乃。彼の口から語られたのは、二十年近く異世界に滞在していたという驚愕の事実でした。そして彼がこの世界に戻ってこようと、生き続けられた理由を告白という形で聞かされ、彼女もまた病院に通い続けることができた自分の気持ちを悟り、告白の返事をするのです。

異世界帰りの先輩を受け入れ、晴れて彼氏彼女となった先輩と後輩でしたが、待ち受けていたのは現代の常識を欠如してしまった彼氏の言動。退院祝いの初デートには鎧姿で現れ、衣服の防御力の低さを嘆き、異世界のアイテムを取り出しプレゼントしようとする。てんやわんやのデートになりながらも、彼女となった後輩は全力で笑って楽しむのです。

そんな彼も異世界では20年という時間を過ごしており、会話の合間に垣間見える女性の存在にやきもきしたり、無自覚でストレートな言動に動揺させられたり、見どころは多そうな本作。実直な彼氏の言動に赤面するヒロインの「可愛さ」はもちろん、ヒロインが彼に対して抱く「可愛さ」もタイトルと繋がっているようで面白いですね。これからさらに仲を深めていくことになるであろう、二人のイチャラブ模様にも注目です。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©刈野ミカタ/KADOKAWA MF文庫J刊 イラスト:magako

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