【このライトノベルが売れて欲しい!】第27回『覇剣の皇姫アルティーナ』読書狂の少年と落胤の姫が目指す夢とは?

ということで始まりました。続きが読みたい!メディアミックス展開して欲しい!単純に沢山の人に手に取ってもらいたい!という願望を織りまぜてオススメラノベを紹介する『このライトノベルが売れて欲しい!』第27回でございます。

今回ご紹介するのは

『覇剣の皇姫アルティーナ』!!

著:むらさきゆきや

イラスト:himesuz

~あらすじ~

「あたしは皇帝になる。あなたの叡智が必要なの」 覇剣の皇姫と読書狂の青年の覇道英雄譚、開幕!

 剣も弓も苦手で、本ばかり読んでいる落ちこぼれ軍人のレジス。左遷された辺境で、彼は運命を変える少女と出会う。赤い髪、紅い瞳を持ち、覇者の大剣を携えた皇姫アルティーナ。落胤が故に、十四歳にもかかわらず、辺境軍の司令に任じられていたが、彼女は己の境遇を嘆くことなく、とある大望を抱いていた。「あなたを信じるわ」少女から軍師として求められたレジスは共に困難へと立ち向かっていく。覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー!!

●読書狂の落ちこぼれ軍人が左遷された先は、北方の戦争最前線!?

本作『覇剣の皇姫アルティーナ』の部隊は中世末期の欧州モチーフとした架空戦記が展開する作品だ。ただし、魔法や魔物などのファンタジー要素はなく、現実的な戦いが描かれてく。

そんな世界観で、剣もダメ、馬にも乗れない落ちこぼれベルガリア帝国軍人である『レジス』が北の辺境都市の防衛に着任するところから物語は始まる。

若干15歳という若さにして、参謀の末端として軍に所属していた彼だが、左遷前の部隊が『蛮族』と呼ばれる敵に打ち倒されてしまう。なんとか生き残った彼は、その責任の一旦を負い辺境の地『テュオウンヴェル』という都市へと飛ばされてしまう。

帝都から遙か遠くに離れ、戦死率も帝都よりも遙かに高い戦争の最前線に着任した彼だが、そこで数奇な出会いを果たすことになる。

彼が辺境の地で出会うことになるのはベルガリア帝国第四皇女『アルティーナ』

王位継承争いに加わることもできず、辺境の地に飛ばされた皇姫その人であった。

皇姫との出会いが、レジスの運命を大きく変えていくことになる。

初代皇帝と同じ赤髪紅瞳の美しい姫であるが、性格は破天荒そのもの。

身の丈以上の宝剣を振るう武闘派である。

『皇帝』を目指す少女の英雄譚が始まる!!

帝国上層部の意向により、『司令官』として辺境の戦地に飛ばされたアルティーナ。彼女は軍内部でも『姫』という、お飾りとしてしか考えられていなかった。

しかし、前任の司令官に小馬鹿にされながらも、ポジティブさを失わないアルティーナの豪胆さは格好良くすらある。

そんな彼女の目標――野望は『ベルガリア帝国皇帝』になること!!

彼女は戦争を長引かせ、それによって甘い汁をすすっている貴族階級を支配し、国民が平和に暮らすことのできる国を作る夢を持っていた。

そのためには有能な軍師が必要であり、彼女が目を付けたのがレジスであったのだ!!

多少強引ながら、誠実にレジスに夢を語り、共に進むことを懇願するアルティーナ。自らの能力に自信を持てないレジスを引っ張っていく彼女の行動力が本作の魅力の1つであろう!!

しかし、彼女の覇道には幾つもの障害が立ちふさがる。自らが女であること、能力を認められず、自軍内部でもお飾りでしかないこと。とりわけ敵対意識を持つ、前任の司令官が本巻での大きな障害となっていく。

アルティーナの前には前任の司令官であり

『エルシュタインの英雄』と称されるジェロームが立ちふさがる。

様々な知識を持った読書狂の少年、皇姫であり類まれなる武力を持った少女。2人が共に覇道を進み、国を平和に導く『皇帝』へと進んでいくサクセス・ストーリー。

本巻ではまだまだスタートラインに立ったばかり!!

これから先どのようなサーガが描かれていくのか、今後の展開に期待が高まる作品となっているぞ!!

ということで、第27回【このライトノベルが売れて欲しい!】は以上になります。

若干下火であった中世を基盤としたライトノベルですが、近年は再び各レーベルから出版されているように感じます。学園モノも面白いですが、こういった硬派な架空戦記モノもライトノベルというジャンルの面白さの1つですね。

特にサクセス・ストーリー系は心が踊ります。しかも、主人公が軍師系!! これから先、どのような奇策を駆使して、のし上がって行くのか楽しみにしたいですね!!

【記事:ゆきとも】

(C) エンターブレイン むらさきゆきや/himesuz

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