『百億の魔女』小川淳次郎先生インタビュー

オリジナルインタビュー「ラノベの素」。今回は12月28日に講談社ラノベ文庫より新刊『百億の魔女』を発売される小川淳次郎先生です。

 著:小川淳次郎 

イラスト:ささきむつみ

「さぁ、魔女姫戦争を始めようか」

太陽が沈み始めた時刻、それこそが〈魔女姫戦争〉の開始の時刻。主人公・零次はある日、自分の学生鞄に回転式拳銃が収められていることに気づく。

しかし次の瞬間、それは霧散して消えてしまった。

そしてその日を境に、零次は〈剣の魔女姫〉を名乗る少女に命を狙われる。

恐るべき身体能力で零次を追い詰めてくる魔女を前に、消えてしまった拳銃とともに謎の声が囁く。「撃て」と。零次の身体に眠っていた稀代の悪魔〈ワルプルギスの夜〉が目を覚ましたのだ。果たして、最後に生き残るのは魔女か、零次か 。

世界中の魔女たちが繰り広げる壮絶なる魔女姫戦争がその幕を開ける。

――本日はよろしくお願いします。早速ですが小川先生のプロフィールからお願いします。

よろしくお願いします。小川淳次郎です。阪神タイガースが優勝した年生まれです。 最近はGEOで映画借りてみてます。特技は特にないですけどほっぺたのお肉を震わせることができます。ブルブルぶるっと。(一同笑)

――その特技は初めて見ました(笑)。それでは『百億の魔女』について聞かせてください。

魔女姫たちが集まってそれぞれの魔女姫である証を奪い合うお話です。

――小川先生のデビューしたきっかけを教えてください。

中学校の時、国語の先生がとにかく作文を書かせる先生で、ある感想文で市の優秀賞をもらったのがきっかけです。なんの本かはもう忘れてしまいました(笑)。

物語を書くようになったのは中3の頃からですね。その頃は賞とか考えてなくて、原稿用紙に好きな時に好きな事だけ書いてました。

でもしばらくして読み返したら「これはいかん!」と思って丁寧に丁寧に消しゴムで消してからゴミ箱に捨ててました。「これは親に見られたらやばい! 黒歴史になってしまう!」って(笑)。

――(笑)初めて賞に送ったのは?

高校を卒業する年ですかね。電撃小説大賞に短編を送りました。

その頃はもうライトノベルもたくさん読んでましたね。他にもなんでも読みました。大沢在昌さんや東野圭吾さんは特に好きでした。

電撃の結果はダメでしたけど、その後評価シートがもらえるということでMF文庫Jライトノベル新人賞に送って、他にもいろいろ送りましたけどどれもぱっとしませんでした。

で、なぜかプロレスを書いたら学研メガミ文庫で編集部特別賞をいただきました。

――『百億の魔女』を書かれたきっかけは?

主人公の体から銃がたくさん出てくるっていうのとヒロインのキャラクターがぱっと浮かんできたのがきっかけと言えばそうですね。

そこから話が膨らんでいって、魔女姫ってかっこいいじゃないか、と。

――主人公のキャラクターについて

主人公は体内に魔女を宿していて3年前までの記憶のない高校生です。

記憶がないという時点でどうしても性格が内向的になっちゃうんです。さすがにライトノベルでここまで暗い主人公はダメだと、結構担当にダメだしされました。

――ヒロインについて

たぶん初めてだと思うんですが、土佐弁のヒロインです。

主人公の過去を知っていて主人公を固く守ろうと誓っている強い女の子です。

他にも理不尽な命令に苦悩しながらも忠実に実行しようとする子。

どことなく影のある物静かな子。

あと、主人公と心を通わせようとする中の人なんかがいますね。

――小川先生の一番のお気に入りなヒロインは?

ヒロインの風子ですね。風子も魔女なんですが走る魔女というのと土佐弁が気に入ってます。あとこの「走る」ヒロインはずっと温めてたキャラクターなんで思い入れもあります。

――ワルプルギスの夜という単語が出てきますけど。

いやみなさん「まどマギ」を想像されるらしいですけど、実はまだ見てないんですよ。

――そうなんですね。では『百億の魔女』の見どころを教えてください。

バトルシーンですね。ただバトルするだけじゃなくてキャラクターそれぞれの葛藤や思い入れを入れ込みたいと思って書きました。

あとはアテネと屋上で話すところですかね。書いてて「ここ一番大事だな」と思って書きましたから。アテネの台詞に注目してほしいです。

それぞれに戦う理由があるんです。

――2巻以降の展開をできる限り教えてください。

次々といろんな能力をもった刺客がやってきます。敵ばかりじゃなくて味方もくるかもしれません。そして謎がどんどん深まります!

――『百億の魔女』の執筆期間は?

半年くらいですかね。初校は1か月くらいで書いたんですけど直しに少し時間がかかってしまって。さっき言った主人公のバランスを考えながら直しました。

――作家としてこだわっていること。

盛り上がるシーンは大目に、読者に読み飛ばされないような作りを心がけてます。できたかどうかはわかりません(笑)。 読み進む過程を大事にしてます。

――ファンはどんな存在ですか?

ツイッタ―などで感想をいただいたりすることがありますが本当にありがたいです。むず痒くなるくらい嬉しいです。

落ち込んでる時も読者のみなさんからの言葉があればすぐに元気になれます。

――ファンレターはいつでも歓迎ということですね。

そりゃあもう。カミソリ以外は(笑)。

――作家としての目標は。アニメ化とか?

アニメ化できたら夢のようですね。でも、アニメ化しても高知じゃ見れない事がほとんどで……。

――担当さんが今まで100冊以上担当してきたけど1・2を争う「あとがき」のひどさだと伺いましたが、どんな「あとがき」を書いたんですか?

あ、アイマスです。響ちゃんです。響ちゃんのことしか書いてません。校正さんがドン引きしたらしいです。

――読者のみなさんに一言

『百億の魔女』是非読んでください。

あとがきと本編は違います。先に読んで引かないでくださいね。引くと思うけど。

 ――本日はお忙しいところありがとうございました。あとがき楽しみにしてます。

こちらこそありがとうございました。

『百億の魔女』是非よろしくお願いします。

―プレゼントのお知らせ―

講談社ラノベ文庫編集部さまのご厚意でサイン入りの単行本を頂きました。

3名様に「サイン入り単行本」をプレゼント致します。

プレゼントを希望される方は、以下のアドレスにご応募下さい。

【応募先アドレス】 info@ln-news.com

メールの件名を 『百億の魔女』サイン本プレゼント係 として、本文にお名前を記入の上ご応募下さい。

※複数応募頂いても、1回の応募とカウントさせて頂きます。

※締め切りは2013年1月末日となります。

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[関連サイト] 講談社ラノベ文庫

(C)小川淳次郎/講談社 イラスト/ささきむつみ