【このライトノベルが売れて欲しい】第30回『白銀の救世機<ゼストマーグ>』白銀のスーパーロボットと共に、世界の滅亡に立ち向かえ!!

皆様、あけましておめでとうございます!!

続きが読みたい!メディアミックス展開して欲しい!単純に沢山の人に手に取ってもらいたい!という願望を織りまぜてオススメラノベを紹介する『このライトノベルが売れて欲しい!』。

今年もライトノベル業界の発展を祈りつつ、面白いライトノベルを少しでもご紹介できるように頑張っていきたいと思います!!

それでは、早速新年一発目にご紹介するライトノベルはこれだ!!

『白銀の救世機<ゼストマーグ>』

著:天埜冬景

イラスト:黒銀

あらすじ

「応えて! ゼストマーグ! あたしの想いを力に変え、勝利へ導いて!!」突如として現れた謎の生命体・XENOに支配された世界。人類は感情を失った生物、ゼノイドへと進化を遂げ、生き残っていた。落ちこぼれの少年、アルツはゼノイドとして生き残るための選別試験の途中、コールドスリープしていた旧人類のナユキと救世兵器『ゼストマーグ』と出会い、自分と世界を変える戦いに巻き込まれていく……。《――時は来た。『白銀新生』の扉を開け――》新人賞最優秀賞受賞作家が贈る、絆で闘うヘヴィバトルアクション、堂々スタート!

未知の存在によって滅亡に向かう世界。人類は感情を捨て、新人類へと進化する。

本作『白銀の救世機<ゼストマーグ>』は第8回MF文庫J新人賞【最優秀賞】受賞作。XENO<ゼノ>と呼ばれる未知の生命体と、人類が用いる巨大ロボットの戦いが描かれるヘヴィバトルアクション作品だ!!

近未来、『アウタースノウ』と呼ばれる、物理的な熱で一切溶けることの無い雪が世界を覆い、人類は白銀の世界で生きることを余儀なくされてしまった。『冬世界』と呼ばれる時代が到来し、大地は雪で閉ざされ、自然は失われ、地球全体で深刻な食糧危機が発生した。しかし、さらに災厄が人類を襲う!! アウタースノウを食料とし、恐竜を彷彿とさせる謎の生命体XENO<ゼノ>が人類を襲い始めたのだ。

XENOの侵略により、地球人類は滅亡の危機に瀕することになる。しかし、人類は反撃の一手を打つ! それは自らを、アウタースノウを摂取して活動する生命体へと作り変えること。つまり、人類そのもののXENO化という禁断の技術によるものだった。

XENO化した新人類は『ゼノイド』と呼称され、人類はギリギリのところで滅亡の危機から逃れたのだ。

そして、300年後の未来、ゼノイドとなった人類はアウタースノウの加工技術とXENOから採取した素材を元に『ゼノ・トランサー』と呼ばれる巨大ロボットを建造、XENOとの過酷な戦争を続けていた。

しかし、ゼノイドの社会は非常に歪んだものとなってしまった。彼らの社会基盤はX結晶機構』と呼ばれる『脳波による機械の制御』を可能にする技術によって成り立っており、X、結晶機構を制御するためには『感情』を捨て去らなければいけなかったからだ。そのため、ゼノイドの社会は感情を捨て去るように徹底的な教育が施されている。

特に、ゼノ・トランサーに搭乗しXENOと戦う兵士達にとって、X結晶機構の操作は必須事項。感情というノイズを持ったゼノイドは選別試験という振るいにかけられ、試験を不合格になったものは処分されてしまう過酷な社会が成り立っていた。

本作の主人公であるアルツも感情を有してしまったせいで選別試験にかけられた欠陥品。

そんな彼が、選別試験中に『旧人類<プロト・カインド>』の少女と出会うことから物語は始まる!!

コールドスリープされていた旧人類の少女との出逢い。

この出逢いがアルツの中に芽生えた感情を開花させていく。

感情に戸惑う少年と、感情的な少女の出会いが世界の新たな希望となる!!

わずかな感情を有し、ゼノイドとして欠陥品の烙印を押された少年――アルツ。

彼が選別試験中、旧人類の少女――那雪(なゆき)と出会う。

そして、旧人類の彼女と共に、ゼノ・トランサーとは全く違った機構を持つ強大ロボット――旧人類の叡智の結晶『ゼストマーグ』へと乗り込むところから物語は加速していく!!

旧人類が創りだした巨大ロボット、ゼストマーグ。

その力の源は感情から生まれるイデアと呼ばれる力だった――

感情的になりやすい那雪と、感情を持ち始めたアルツ。2人の交流が地味に笑いを誘う本作!!

2人は副座敷巨大ロボット、ゼストマーグに乗り込みXENOとの戦い、さらには感情を失ったゼノイドの社会を変えていく!!

ロボットは副座敷が熱い!! ということで、本作の主役ロボットであるゼストマーグは副座敷。さらにエネルギー源は感情!! 熱い想いが強大な力を生み出すという熱血ロボットだ!!

本作の魅力は感情を燃やし、敵と戦うロボットと搭乗者の格好良さだろう。

さらに、感情が芽生え始めたアルツが、那雪を通して徐々に人間というものが本来どうであったかを知る部分にも感動的な要素が詰まっているぞ!!

新人賞作品ということで荒削りな部分もあるが、キャラクターの熱血具合やロボット戦の描写から伝わるロボット作品への愛は群を抜いている。世界がこれからどうなっていくのか、アウタースノウとはXENOとは何なのか?という世界の謎も解明されていくであろう続刊が非常に楽しみな作品だ!!

また、イラストレーターの黒銀氏が緻密に描くロボットにも注目!! ゼストマーグの他にも格好良いロボットを多数描いている。今後、増えてくるであろう新ロボットも楽しみだ!!

ということで、第30回【このライトノベルが売れて欲しい!】は以上になります。

新年一発目はロボットモノということで、昨今のラノベ業界、徐々にロボットモノが増えている印象を受けるのは気のせいでしょうか!? ラノベ業界では下火と言われていたロボットモノが流行ると、個人的に非常に嬉しいのでもっと頑張って頂きたい!!

【記事:ゆきとも】