独占インタビュー「ラノベの素」 黒峰シハル先生『ブサイクですけど何か? 天才魔術師最大の欠点』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は第17回えんため大賞にて「特別賞」を受賞、1月30日にファミ通文庫より受賞作『ブサイクですけど何か? 天才魔術師最大の欠点』が発売となる黒峰シハル先生です。

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©黒峰シハル/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:赤人

最強×魔術×ブサイクで贈る、新世代バトルファンタジー!!

【あらすじ】

魔王を倒した二人の英雄の息子ルクス。最高の魔力を受け継いだサラブレッドだが、魔王の呪いにより顔だけは最凶のブサイクとして生まれて……しまった。そんな彼の前に、盲目の転校生シーナが現れルクスの言葉に垣間見える強さを「格好いい」と褒める。がしかし、それが自分の顔を拝ませたいというルクスのやる気に火をつけ、シーナの目にかけられた呪いを解くため二人は魔界へ旅立つのだが!? 最強×魔術×ブサイクで贈る、新世代バトルファンタジー!!

――本日はよろしくお願いします。この度は第17回えんため大賞「特別賞」受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。私には勿体ない賞を頂けて光栄でした。

――黒峰先生のプロフィールを教えてください。

福岡県の田舎の方の出身です。性別は♂で、性格はB型を体現した感じです。特技はないに等しく、逆に苦手な事がいっぱいありますね。料理、健康管理、掃除、読書、エトセトラ、エトセトラ……しかぁし! ここで悲観的になってはダメです。苦手な事があるというのは、日常生活において自らの能力を上げられる分野が多いということ。これは、伸びしろですねぇ~。まだまだ成長期なはずなので、私は頑張りますよ。はい、このようなおバカな事を考えている奴です。

――早速ですが受賞作『ブサイクですけど何か?』はどんなお話ですか。

魔王を倒した二人の英雄の息子ルクス。最高の魔力を受け継いだサラブレッドですが、魔王の呪いにより顔だけは最凶のブサイクとして生まれてしまいます。そんな彼の前に、盲目の転校生(美少女!)シーナが現れ、ルクスの言葉に垣間見える強さを「格好いい」と褒めます。がしかし、それが自分の顔を拝ませて自分のブサイク具合を認識させてやる、というルクスのやる気に火をつけ、シーナの目にかけられた呪いを解くため二人は魔界へ旅立ちます。そして、魔界で沢山の愉快な仲間達と騒ぎ合うギャグ多めのファンタジーです。後半、少しシリアスもあり、魔術での戦闘シーンも沢山あります。

――主人公やヒロインについて教えてください。

ルクスは抜きんでた魔術の才能を持ち、努力を惜しまずに魔術師としてトップクラスの力を持っていますが、同時に度を超えたブサイクを最大のコンプレックスをしている主人公。時に楽観的で、時に卑屈で、常にエッチで、常に腹黒い、人間味溢れるキャラクターになっています。こんな友達がいたら面白いだろうな~、という感覚でキャラ付けしました。シーナは天然強めの普通に可愛い女の子です。家にお持ち帰りしたくなるような可愛さです。こんな美少女がいたら萌えが止まらないだろうな~、という感覚でキャラ付けしました。ルクスも彼女との会話の中で、何回もブヒブヒ言っています。しかして、天然が故に思ったことをすぐ口にしてしまう傾向がございます。誰に対しても口が強いルクスも、彼女の天然毒舌には敵わないでしょう。

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※キャラクターデザインの段階からモザイクの入る主人公ルクス

――イラストではシーナもラナも可愛いですよね。ルクスの顔は見えませんが。

イラストレーターの赤人様のお陰ですね。男心をこっちょこちょ擽る可愛いイラストを描いてくれて、感謝しています。ルクスのモザイクや「ぶ」マークは今のところ、取れる気配はありません。何しろ、閲覧禁止なもので。

ブサイク_ヒロインキャラクターデザイン

※ラナとシーナ

――『ブサイクですけど何か?』を書くきっかけになった出来事などありますか?

アニメ作品などでは、イケメン主人公君が無双して、美少女にモテまくるというものがよくありますよね。それを見ている時にこう思ったのです。いや、君、確かにカッコいいけど、それはイケメンだからであって、ブサイクだったら、そんなハーレムなんざ築けないでしょう? そんな発想が、この作品を書くきっかけになりました。

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※自らの顔に絶望するルクス

――黒峰先生の経歴を教えていただけますか。

高校三年生の終わりがけに初めて書いたのはコテコテのファンタジーですかね。魔術がある世界の学生達の話です。見返すと全く面白くないですけど、まあ、いい思い出です。それからシリアス系の物語に挑戦するも、途中で飽きちゃって筆を置き、大学二回生では何も書かずに若さを発揮して遊びほうけていました。そして、二回生が終わって三回生になる頃、もう一度挑戦してみようと書き始めたのが、この『ブサイクですけど何か?』です。

――黒峰先生はどんな学生時代を過ごしていましたか?

これといった特徴もなく、普通の学生です。反抗期もなかったようですし。親曰く、高校生の時に、俺今めっちゃ楽しいわ~とかなんとか、なかなかに恥ずかしいことを言っていたみたいです。今も大学に通っているので学生真っ最中なのですが、サークルも引退して彼女もいないので、自宅で孤独を友達にして生活しています。

――受賞の報せを聞いたときの気持ちを教えてください。

よっしゃぁあー! やったぜぇーい! ふぅ~! よし! 期末試験の勉強しよう。

――受賞後最初に何をして、誰に伝えましたか?

最初にしたことは大学の期末試験の勉強。最初に伝えたのは萌え豚の友人ですかね。めちゃくちゃ自慢してやりました。ブヒィ~と羨ましがられた時は、ほくそ笑みましたね。

――作家になろうと決めたきっかけや、そのきっかけになった作品などはありますか?

読書はしていませんでしたが、映画は好きでよく鑑賞していて、こんな作品達を自分も生み出してみたいなぁ~、なんて思ったのがきっかけですね。作品を一つ上げるとなると、悩み過ぎて禿げ散らかりそうなので、やめときます。

――ファミ通文庫にはどんなイメージを抱いてましたか?

コメディ色の強い作品が多いイメージを抱いていました。

――受賞後その印象は変わりましたか?

不変です。

――担当編集さんからはどんなアドバイスをもらっていますか?

アドバイスとしては、読者が読みやすい文章を書くことを言われました。私の今後の課題です。読書量の少なさがここで出てきてしまったみたいです(涙)

――作家としてこれからの目標を教えてください。

笑える作品を書くというのを大前提に、人を感動させられるものを書きたいですね。笑って泣ける作品を書くというのが今の所の目標です。笑ってもらえて、さらには目頭が熱くなる思いを読者の方々にして頂ければ、作家としての私のガッツポーズは止まらないでしょう。

――あなたにとってこれからファンになってくださる読者はどんな存在ですか? あとファンレターは欲しいですか?

ファン……実感が湧かないので、神ということにしておきましょう。ファンレターは凄く欲しいです。幸せな気持ちになるファンレターを待っています。神様仏様ファン様。何卒よろしくお願いします。

――最後に作品のアピールと読者の皆さんに一言お願いします。

何といってもこの作品の見所は、ブサイクを最大のコンプレックスとする主人公を始めとした、愉快なキャラクター達によるギャグの満載さです! この作品を読んで少しでも笑って頂ければ、感無量。私に悔いはありません ( ・∀・ )ゞ

――本日はお忙しい中ありがとうございました。

こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。

非常に楽しい発想で誕生した本受賞作について黒峰シハル先生にお答えいただいました。最高の魔力を受け継ぐサラブレッドでありながらブサイクな主人公。果たしてルクスの顔がお披露目となる日はやってくるのか、ギャグありシリアスありで描かれた『ブサイクですけど何か? 天才魔術師最大の欠点』は必読です!

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[関連サイト]

『ブサイクですけど何か?』特集ページ

ファミ通文庫公式サイト

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