独占インタビュー「ラノベの素」 柏木サトシ先生『異世界スーパーマーケットを経営します~召喚姫と店長代理~』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は第17回えんため大賞にて「特別賞」を受賞、1月30日にファミ通文庫より受賞作『異世界スーパーマーケットを経営します~召喚姫と店長代理~』が発売となる柏木サトシ先生です。

異世界スーパーマーケットを経営します
©柏木サトシ/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:なかばやし黎明

「この地区を救っていただけませんか?」

現代知識で異世界経営ファンタジー!!

【あらすじ】

父のスーパーで店長代理として働く勇悟。ある日、居眠りをした彼が眼を覚ますとそこは異世界だった!! 突然の事に戸惑っていると、領主だという少女ソレイユが現れ「このシャルール地区復興のために力を貸して欲しい」と求められる。地区再建のため、勇悟は経験と知識を生かして総菜を開発したり、詰め放題タイムセールを行ったりと周囲が驚く案を打ち出していくのだが――!? 第17回えんため大賞特別賞受賞、現代知識で異世界経営ファンタジー、登場!!

――本日はよろしくお願いします。この度は第17回えんため大賞「特別賞」受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。

――柏木先生のプロフィールを教えてください。

愛知県生まれの千葉県在住です。ジャンルを問わず本が好きで、毎月、結構な金額を本に費やしています。後、ゲーム全般、特に格闘ゲームが好きで、暇ができたら対戦相手を求めてネットの世界に飛び込んでいます。これがゲームセンターだったら百万円以上分は対戦をしていると思います。苦手なものは、主に食べ物でナスと生のタマネギが、食べられないことはないのですが苦手ですね。後、お酒も飲めないです。飲み会は好きなので、誘われたら積極的に行くのですが、お酒が飲めないのでワリカンでいつも損をするのが切ないですね。

――早速ですが受賞作『異世界スーパーマーケットを経営します』はどんなお話ですか。

スーパーマーケットの店長代理というポストながらやりたいことをやらせてもらえず、鬱屈した気持ちを抱えた主人公、住良木勇悟が召喚された異世界で、現代知識を駆使しながら商業地区を活性化させていくストーリーです。商売を題材にしたお話です。

――主人公やヒロインについて教えてください。

主人公である勇悟は、これといった特技もないけど、女の子の前では少し気が大きくなるどこにでもいる普通の青年です。一方、ヒロインであるソレイユは、思わず守ってあげたくなるような、もう一人のヒロインであるエリスは、逆に守ってもらいたくなるような女の子をイメージして書きました。

勇悟(主人公)

※異世界に召喚されてしまう主人公、住良木勇悟 

――柏木先生のお気に入りのキャラクターは誰ですか?

クァンダル地区で新聞記者をやっているホタルですね。彼女のように本能のまま、自由気ままに生きるのは、到底真似できそうにないので憧れます。

ホタル

※新聞記者のホタル

――書籍化にあたってキャラクターにもイラストが付いたわけですが、初めて見た時の感想を教えてください。

自分が思い描いていたキャラクター像を300%増しにしたイラストが来て、驚きで震えました。本当にイラスト担当して下さったなかばやし黎明先生には、感謝の言葉しかないです。

ソレイユ

※シャルール地区の代表を務めるソレイユ

エリス_事務時

※シャルール地区の筆頭騎士エリス

――『異世界スーパーマーケットを経営します』を書くきっかけになった出来事などありますか?

話していいものか悩みますが(笑)

当時働いていた本屋でお店に必要なものを聞かれた時、「お客さんが満足いく接客とサービス」と答えたら、そういうことを聞いているんじゃないと言われたんです。その時、無性に腹が立って、いつか接客やサービスが大事だという作品を書いてやろうと思って書き始めました。

――柏木先生の経歴をざっと教えていただけますか。

元々は漫画家を目指して、作品を描いてはいろんな出版社に持ち込みをしていました。ただ、いつも話は面白いけど絵が残念と言われ続け、これといった成果が出せないうちに30歳という年齢になってしまいました。このままでは一生クリエイターになれないと思い、一念発起して漫画から小説に転向しました。何も知識もない中で小説を書き始めたので、最初の結果は散々で、その後も一次すら通過できない日々が続きました。ただ、漫画家を目指していた時に数多の酷評を受けてきたので、諦めようという気持ちは全くありませんでした。諦めない気持ちが何よりも大事ですね。

――柏木先生はどんな学生時代を過ごしていましたか?

漫画から純文学まであらゆる本を読み漁り、それ以外の時間はゲームばっかりやっていました。友達もいましたが、基本的に一人でいる時間の方が多かったです。今思えば、この時に本を沢山読んだ経験が今に活かされていると思います。

――受賞の報せを聞いたときの気持ちを教えてください。

正直、作品が受賞するとは微塵も思ってなく、途中経過すら確認していなかったので、言われたことを理解するのに時間がかかりました。今でも時々、全てがドッキリだったのでは? と疑う時があります(笑)

――受賞後最初に何をして、誰に伝えましたか?

特にこれといって特別なことはしていませんが、親にこれまでの努力がようやく実を結んだという報告を静かにしました。

――作家になろうと決めたきっかけや、そのきっかけになった作品などはありますか?

漫画家になろうと思ったきっかけは、小学校の時のクラスメイトが描いていた漫画がかっこよく、それに憧れて自分も真似し始めたのがきっかけです。当時描いていた漫画はそれなりに好評だったので、それから長いこと勘違いする日々を送ることになります(笑)

――ファミ通文庫にはどんなイメージを抱いていましたか?

ゲームのノベライズが多く、ライトノベルとしては、割とヘビーな内容でも出版されるので、他のレーベルより自由度が高いのかな? と思っていました。

――受賞後その印象は変わりましたか?

これから変わるかもしれませんが、今は変わってないです。

――担当編集さんからはどんなアドバイスをもらっていますか?

色々ありますが、中でも小説関連の知識が殆どない僕に、苦笑しながらもわかるまで懇切丁寧に何度も説明してくれるのがありがたいです。早く一人前になりたいですね。

――作家としてこれからの目標を教えてください。

先ずは二冊目の本を出すこと、本が重版することなど、目の前の階段を一段ずつ着実に登って、一冊でも多くの本を皆様にお届けしたいと思っています。

――柏木先生にとってこれからファンになってくださる読者はどんな存在ですか? あとファンレターは欲しいですか?

ネットの方で投稿している作品もそうですが、読者の方の存在は、作家活動をする活力をくれるかけがえのない存在です。誰かが作品を読みたいと思ってくれるからこそ、作品を生み出そうと思えるのです。ですから、ファンレターは物凄く欲しいです。もし、もらえたら嬉しくて小躍りすると思います。

――最後に作品のアピールと読者の皆さんに一言お願いします。

数ある異世界召喚物の中で、主人公がチート能力をもたず、無双もしない本作品ですが、だからこそ共感していただけるところがたくさんあると思います。何より、なかばやし黎明先生の超美麗なイラストだけでも見る価値は十分あると思いますので、本屋に並んだ暁には、是非ともお手に取っていただければと思っています。まだまだ未熟者な私ですが、読んだ人が幸せな気持ちになれるような作品をたくさんお届けしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。

異世界スーパーマーケットを経営します_口絵

※新商品の試食の一幕

――本日はお忙しい中ありがとうございました。

ありがとうございました。

元々は漫画家を目指していたという経歴を持ち、見事受賞を果たした柏木サトシ先生にお答えいただきました。接客とサービスをはじめとした共感できる商売を武器に異世界で奮闘する受賞作『異世界スーパーマーケットを経営します~召喚姫と店長代理~』は必読です!

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[関連サイト]

『異世界スーパーマーケットを経営します』特集ページ

ファミ通文庫公式サイト

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