2000万部のラノベを売った編集者『庄司智のラノベ編集者night!』第14回放送が配信。ゲストはピクシブの石井さん

2000万部ものラノベを売った編集者、庄司智さん(現:講談社ラノベ文庫)の冠ラジオ番組、『庄司智のラノベ編集者night!』の第14回放送が4月1日に配信された。トークパートナーそしてナビゲーターは前回放送から引き続き、講談社アフタヌーン編集部の高橋正敏さん、声優の内村史子さん。ライトノベルやコミックス、そして時事トピックスをはじめとした出版社の仕事や見えない部分を楽しく共有する番組となっています。第14回放送のゲストはピクシブ株式会社の石井真太朗さんが登場する。

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第14回のラジオ番組内では以下のテーマについて語られており、ライトノベルの読者やライトノベル作家を目指す人、出版業界に興味がある方など面白おかしく視聴できる内容となっています。

・新人賞の選考はどのように行われ、どの段階で受賞作が見込まれるのですか。またラノベ文庫新人賞とチャレンジカップで違いがあれば教えてください。

・アニメ・ドラマCD・コミック化の決定のタイミングを教えてください。

・最近ライト文芸が流行ってきていますが、講談社ラノベ文庫から一般文芸へ移る、もしくは移った作家はいますか。どんな交渉がありますか。

・海外に住んでいる作家さんはいますか? また海外に住んでいる人でも作家になれますか?

庄司智のラノベ編集者night! 【第14回】

今回の放送では初の社外ゲストとなるピクシブ株式会社の石井真太朗さんが出演しており、ピクシブでの仕事などについても語られている。

質問にもある新人賞の受賞作については、編集者の好みなどでばらけることが前提にあるとしながら、なるべく幅広くとるように考慮をしているとのことだった。刺さる作品と刺さらない作品があることは、読者であっても間々ある事を考えると、ある意味当たり前のことなのだろう。また、アフタヌーンでの審査に関しては、選考委員の先生が一番の決定権を持っているというお話も飛び出し、こちらも担当される先生ごとに視点が違い面白いとのことだった。また、新人賞には海外からの応募もあるようで、海外在住でも作家になることはできるとのこと。押しかけてもどうしようもないという前提ではあったが、原稿が届かない時に海外だと押しかけることができない、と笑いも誘っていた。ピクシブの石井さんからも、イラストレーターは特に中華圏が多いというお話もあった。

各種メディアミックスについては、最初からの仕込みとして動く場合も数少ない例としてあるとしながら、早ければ1巻の段階で声がかかったりするのだとか。ただし、あまり編集者だけで決定できるものではないとのことだった。

今回も様々な観点から面白く視聴できる内容となっていたのでぜひ聴いてみてもらいたい。次回の放送も楽しみにしたい。

©あさのハジメ/講談社 イラスト:〆鯖コハダ

©川田戯曲/講談社 イラスト:ファルまろ

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[関連サイト]

庄司智のラノベ編集者night!

講談社ラノベ文庫公式サイト

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