2000万部のラノベを売った編集者『庄司智のラノベ編集者night!』第16回放送が配信 ゲストは音楽家の杉本さん

2000万部ものラノベを売った編集者、庄司智さん(現:講談社ラノベ文庫)の冠ラジオ番組、『庄司智のラノベ編集者night!』の第16回放送が5月2日に配信された。トークパートナーそしてナビゲーターは前回放送から引き続き、講談社アフタヌーン編集部の高橋正敏さん、声優の内村史子さん。ライトノベルやコミックス、そして時事トピックスをはじめとした出版社の仕事や見えない部分を楽しく共有する番組となっています。第16回放送のゲストは音楽家の杉本善徳さんが登場する。

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第16回のラジオ番組内では以下のテーマについて語られており、ライトノベルの読者やライトノベル作家を目指す人、出版業界に興味がある方など面白おかしく視聴できる内容となっています。

・パロディやネットミームを多用する作品は好きなのですが、シリーズが長期化した時ネタの鮮度が落ちて意味がわからなくなることについてどう思うか。

・今度ラノベの新人賞に応募しようと考えているのですが、応募作は続編を意識した作りにした方がいいのでしょうか。それとも1作完結の話を書いた方がいいのでしょうか。

・今まで参加してきたイベントの中で、面白かった、ためになったイベントを教えてください。

庄司智のラノベ編集者night! 【第16回】

今回の放送では音楽家の杉本善徳さんが出演しており、どういったお仕事をしているのかなども語られつつ、寄せられた上述の質問にも積極的に回答を行っていた。

質問ではパロディやネットミームの用法について、作家のセンスが重要なのはもちろん、巧い人は旬の時期が過ぎても読者に「懐かしい」と思わせられることであり、「古い」という印象を読者に持たせないという、非常に納得の行く考え方についても語られていた。また、新人賞への応募については、1冊完結の方がよいとしながら、シリーズ化に耐えられるような広がりを作品の中にもたせてあげられるかどうかも重要であるとのことだった。新人賞への応募は一発勝負であるため、露骨に「つづく」といった作品の応募は不向きである旨も伝えられていた。

そして昨年に引き続き、『庄司智のラノベ編集者night!』がマチアソビに参加するとのことだ。5月5日(木・祝)12:15~13:00の枠で参加されるとのことなので、当日会場に足を運ぶ方はぜひとも注目してもらいたい。今回も様々な観点から面白く視聴できる内容となっていたのでぜひ聴いてみてもらいたい。次回の放送も楽しみにしよう。

©七烏未奏/講談社 イラスト:早川ハルイ

©椎月アサミ/講談社 イラスト:蜜桃まむ

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[関連サイト]

庄司智のラノベ編集者night!

講談社ラノベ文庫公式サイト

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