独占インタビュー「ラノベの素」 北山結莉先生『精霊幻想記』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は6月1日にHJ文庫より『精霊幻想記』第4巻が発売となる北山結莉先生です。物語は大きなプロローグを終えて、いよいよ本格的に動き出します。本作の設定に秘められた意図や、今後の展開などをお聞きしました。

精霊幻想記4

かくして前世と現世が交差し―― リオは美しき春の少女と巡り会う。

【あらすじ】

両親の故郷カラスキを出立したその足で、ラティーファたちの待つ精霊の里を訪れたリオ。里の民たちから熱烈な歓待を受けた後、情報収集目的でシュトラール地方へと向かったリオは、その道中に見かけた巨大な光の柱に導かれ、奴隷にされかけていた三人の男女を助けるのだが――なんとその中の一人は、リオの前世である天川春人の初恋の少女で!?

――お忙しい中ありがとうございます。本日はよろしくお願いします。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。この度は素晴らしい機会を賜わり、誠にありがとうございます。

――それでは早速ですが、まずは自己紹介をお願いします。

生まれも育ちも関東です。趣味は散歩とか、カラオケとか、ラノベや漫画やアニメなどの娯楽作品の鑑賞でしょうか。最近は温泉や近所の銭湯に通うことにハマっています。あと今は仕事にもなっていますが、小説の執筆も趣味を兼ねて楽しくやっております。性格はマイペースですが、小心者なので、石橋を叩いて渡るタイプでしょうか。人見知りな方ですが、わいわいと騒ぐのは好きです。

――北山先生の『精霊幻想記』はデビュー作ですよね。一言で説明するとどのような物語でしょうか。

身分社会の最底辺からスタートする、王道の異世界転生バトルファンタジーです。

――なるほど。それでは少し掘り下げて『精霊幻想記』の内容についても教えてください。

主人公の天川春人は、かつて将来を夢見てひたむきに努力していたにもかかわらず、とある事件をきっかけに、惰性的に学生生活を過ごすようになってしまった日本人の青年です。ところがある日、交通事故に巻き込まれて春人は意識を失ってしまいます。そうして次に意識を取り戻した時、春人は異世界のスラム街に暮らす孤児の少年・リオとして生きていました。自分の知らないもう一人の自分の記憶と人格が宿ったことにリオ(=春人)は困惑することになるのですが、切迫した状況に突き動かされ、まずは今日の飢えをしのぐために行動を開始することになります。

――第1巻オビの謳い文句でもあった「孤児に転生」はここに繋がるわけですね。

はい。そんな境遇にあったリオは、気づかぬうちに自国の王女であるフローラの誘拐事件に巻き込まれ、危うく殺されそうになってしまうのですが、紆余曲折を経て、貴族の学び舎である名門・ベルトラム王立学院に編入することになります。とはいえ、元孤児のリオを待ち受けていたのは身分社会における差別的な待遇だったのですが、この世界で生きていくために、周囲の視線を無視して虎視眈々と努力し続けます。もちろんリオに手を差し伸べてくれるキャラクターもいて、それが王立学院を飛び級で卒業して最年少講師となった天才少女・セリアであり、リオは学園の中で唯一安らげる時間を見つけることになるのですが、学園生活も終わりが近づいた頃、リオはトラブルに巻き込まれてしまいます。ここまでが第1巻のおおまかな流れで、ぜひその結末は実際に『精霊幻想記』をご覧いただければ幸いです(笑)

――2つの記憶が宿ったり、学園では苦しい立場にも立たされるリオですが、2巻3巻と進むに連れて成長も著しいですよね。あらためてリオ(春人)はどんなキャラクターですか?

まず、春人は善良で規範的な価値観を持った日本人の青年です。子供の頃に離れ離れになってしまった幼馴染の少女と小さな頃に結婚の約束をしているんですが、以降もその少女にずっと憧れを抱いているほどに一途でピュアな側面もあります。まあ、結局はその幼馴染と会うことができずに転生してしまうのですが(笑) 一方で、リオはスラム街で育ってきたこともあって、幼いながらに擦れた価値観を持っています。かつて母を殺した男にいつか復讐することを誓い、絶望的な状況にもめげずに生き抜こうとしているハングリーな少年ですね。

――そして、異なる二人の性格や人格が、春人が転生したことによって混ざり合うんですよね。

そうです。春人とリオ、二人の性格と人格がリオの肉体の中で混ざり合って、リオ(春人)という主人公が生まれました。結果として、ドライというか、なかなか達観した性格になるんですが、序盤はまだまだ現代日本人特有の甘さが残っていたりもします。基本的にスペックが高く、努力家で、何でもソツなくこなしますが、凄惨な過去を経ているだけに人間不信な面があったり、それでも人間を信じようとする面があったり、自分の生き方に悩んでいたり、どこか人と距離を置くような一面もあったりと、表向きドライな性格の裏にはだいぶ人間らしい側面が潜んでいます。そんな彼がどう成長していくのかが、本作の主人公であるリオ(春人)の魅力であるというか、物語の魅力でもありまして、物語全体を通してのモチーフの一つだったりします。

1巻口絵

※リオと春人の姿を描く第1巻口絵イラスト

――リオと春人のような性格と人格が混ざり合う特殊な設定は、第2巻で登場するラティーファと涼音もそうですよね。この設定にはどのような意図が込められているのでしょうか。

意図といいますか、一人のキャラに二人分の人格を融合させたのは、「異世界転生」という流行りのジャンルの作品を書くにあたって、自分なりのオリジナリティを出してみたかったからです。まだ『精霊幻想記』という作品が具体的にプロットという形になる前に、「異世界転生」という素材を使って書けそうな展開をあれこれアイデアとして出しみたんですが、主人公が「転生」するからには当然「転生前」と「転生後」が存在するわけでして。両方の時間軸の設定を可能な限りストーリーに盛り込んでみようと思いました。異なる世界で異なる人生を歩んできた二人の人間の意識がある日突然に融合したら、ドラマ性があって面白そうだったので。最大のネックは二人分の人格を融合させて一人のキャラを生みだし描写するのが初心者の私にはかなり難しそうだったということですが、そこは初心者ゆえに怖いもの知らずだった、といいますか、執筆衝動に突き動かされました(笑)

2巻口絵

※ラティーファと涼音の姿を描く第2巻口絵イラスト

――なるほど。そうなると3巻まで読んでいる読者はお気付きだと思いますが、人格が混ざらない形で異世界へと辿り着いたキャラクター達も登場しました。この「違い」は何を意味するのでしょうか。

一言でその意図を説明するならば「対比」です。すなわち、日本で生まれ育った記憶があるものの、異世界に転生して再び赤ん坊として生まれ育ち、現地の価値観に染まってしまった人間、言うなれば地球に帰りたいと思っても、地球に帰ったところで居場所がなくなっている人間を指すのですが、そういったキャラクターを出した以上は、その対比として、日本で生まれ育ったままでまったく異世界の価値観に染まっていない人間、つまるところ地球に帰ればちゃんと居場所がある人間も出してみようと考えました。この辺りを掘り下げて描写している作品は、当時の私が知っていた限りですが「小説家になろう」様で見かけたことがなかったので、掘り下げることができれば作品の強みになると考えました。

――『精霊幻想記』は3巻まで、それぞれが独立した物語という印象も抱きました。第1巻ではセリア、第2巻ではラティーファ、第3巻ではサヨ、いずれも関係性を断って次の物語へと向かう構成には、作品の強みになるような意図があったのでしょうか。

1~3巻で巻ごとに物語の舞台を変えて、登場キャラも変えていき、主人公であるリオ(春人)との関係性を巻ごとにリセットしたのは、大きく二つの理由があります。具体的には、その1として物語の舞台を変えて、様々な価値観を持った人間と遭遇させることで、リオ(春人)の成長を促す。その2として、その1のステップを踏むことで、4巻以降のストーリーに広がりと厚みを持たせたい、です。

3巻口絵

※リオの故郷を描いた第3巻口絵イラスト

――どこかで繋がるという期待は今後も楽しみに持たせていただきます。それでは第4巻について具体的に触れていきたいと思うのですが、3巻のあとがきで北山先生は興味深いことを書かれていましたよね。

1~3巻までが物語全体のプロローグで、ようやくスタート地点に立ったというお話のことでしょうか。

――まさにそこです。3巻まででも濃密な物語だったので、プロローグという実感もほとんどありませんでした。1~3巻の立ち位置、そして4巻からの展開について教えてください。

濃密な物語ということでお褒めいただき、誠にありがとうございます。まず、1~3巻の立ち位置を簡潔に説明すると、やはりこれらの巻が『精霊幻想記』という物語全体のプロローグにあたるということです。というのも、物語全体における1~3巻の役割が、4巻以降で進めていくだろう今後の物語を想定して、主人公の設定、言うなれば経歴や人物関係といった人物背景にあたりますが、それらをストーリーとしてある程度丁寧に描いて、物語の下地を整える点にあったからです。

――つまりバックボーンを構成するフェーズでもあった、と。

普通、ライトノベルの主人公にはある程度の経歴というか、過去がある状態で物語をスタートさせることが多いですが、そのあたりの経歴や過去を最初から踏み込んで描くことで出せる、以降の面白さもあるんじゃないかと考えました。気の長い話というか、個人的な好みですが(笑) なお、4巻からは、1~3巻で描いた主人公の設定を前提に、新たな展開やキャラを投入しつつ、既存のキャラと絡めて物語を展開させていく予定です。今までもWEB版を土台に書籍版を一から作り直すことで書籍版とWEB版の差別化は図っていたんですが、4巻以降はさらに大きな差別化があるかも……しれません。ネタバレにもなるのであえて断言はしませんが(笑)

――そんな4巻もいよいよ発売です。ここからのストーリー展開について教えてください。

やはり主人公の成長をモチーフにしたストーリーになると思うんですが、今後は1~3巻ではまだ裏に潜んでいたテーマを少しずつ引っ張り出して描きながらストーリーを展開させていく予定です。主に春人が抱く前世への未練と、リオが抱く現世で母を殺した男への復讐心の調和ですね。一応、まずは1巻で「春人が抱く前世への未練と、リオが抱く現世で母を殺した男への復讐心の調和」というテーマをそれとなく提示して、続く2巻で「春人が抱く前世への未練」が、3巻で「リオが抱く母を殺した男への復讐心」が、それぞれ主人公の内に潜んでいるのだということを、4巻以降の伏線というか、物語の前提として私なりに提示したつもりです。

――4巻も含めて今後の展開に期待させていただきます。それでは北山先生の経歴についてもお聞かせください。

生まれて初めて書いた小説が現在進行形で「小説家になろう」様に投稿しているWEB版『精霊幻想記』なので、初めて小説を書いたのがちょうど2年と少し前……20代後半の時です。初めて投稿した賞は「小説家になろう」様で2年前に開催されていた小説賞ですね。応募したのは連載を開始した当初だったんですが、大変光栄なことに最終選考にまで残していただきました。ただ、応募した時点で明確に作家を目指していたのかと言われると、そういうわけでもありません。というのも、当時は完全に趣味として小説の執筆を開始して、「小説家になろう」様に『精霊幻想記』を投稿したばかりだったので……。とはいえ、やはり執筆して作品を世に出した以上は、誰かに読んでもらえたら嬉しいということで、宣伝目的で賞に応募しました。応募することで宣伝になりますよと公式サイトに書いてあったのを拝見して、応募しようと決意したと記憶しています。実のところ、連載からしばらくの間はまったくユーザーの方々に作品を認知されていない状態が続いていまして(笑) 結果、WEB版の3章に突入した辺りで日刊ランキングに載って、ポイントが確か100~300くらいから15,000くらいにまで一気に膨れ上がったので、宣伝目的は見事に達成されました。ただ、結果的に賞には落選してしまいましたが、最終選考に残った段階では、もしかしたら書籍化するのだろうかと淡い期待も抱くようになっていましたね(笑) 今になって振り返ってみると作家を目指してみようかと思ったのはこの辺りだったかもしれません。

――WEBに小説を投稿してみようと思ったきっかけはあったのでしょうか。

何といっても小説を世に出すハードルが低くなったからだと思います。ユーザー登録をして、自分が書いた作品を投稿すれば、建前上は誰にでも読んでもらえる状態になるわけですから。読者の方も大勢いますし、執筆を趣味として活用する場としてはすごくありがたい場所だと思います。ただ、実際に私がWEB投稿をしてみようと思うに至るまでは、決して短くないスパンがありました。私はもともとライトノベルを読むのが大好きだったんですが、電撃文庫様が刊行されている佐島勤先生の「魔法科高校の劣等生」を購入したことがきっかけで「小説家になろう」様の存在を知りました。それから「小説家になろう」様に存在する作品を色々と拝読するようになったのですが、しばらくの間は今思うと不思議なくらい自分で小説を書いてみようとは思いませんでした(笑) おそらく作品の受け手側にいた期間が長すぎて、自分が作り手側に回ろうという発想が微塵も思い浮かばなかったんだと思います。とはいえ、しばらく「小説家になろう」様を利用していると、一生をかけても読み切れないほどの作品が投稿されていることに気づくわけでして、そのうち大勢の方々が自発的に楽しんで活き活きと小説を書いていることに気づきました。ならば自分もやってみようかなと興味を持って、ユーザー登録したのがWEB投稿の具体的なきっかけです。そこから先はどっぷりとハマりましたね(笑)

――『精霊幻想記』誕生のきっかけや着想はありましたか?

具体的に着想を得た特定の何かはありませんが、やはり「小説家になろう」様では異世界転生や異世界転移が人気だったので、自然とそのジャンルの影響は受けていると思います。あとは読み手としての私は雑食で、特定の分野に強い好みや拘りがあるというわけではなく、面白ければ何でもハマって読み漁るミーハーなタイプなのですが、ファンタジーだとやはりテンプレというか、伝統的で王道な展開が大好きなので、異世界転生というジャンルで王道的な要素を盛り込んだ話を書きたいと思いました。具体的にアイデアを出すにあたっては、最初に「主人公がどんな世界観でどんなことをしているのか」を思い浮かべて、「おっ、これは」と思ったアイデアがあれば芋づる式にどんどんアイデアを出していって、とりあえず書きたい展開のネタをストックし続けました。あとはパズルの要領でストーリーラインを組んで、『精霊幻想記』の大まかなプロットもどき(?)を形にしました。

――賞への応募、そして落選を経て、また違った方向から生まれた書籍化のお話については、打診された時何を思いましたか。

WEB版『精霊幻想記』を投稿してから1年近く、一度もそういったお話を頂いたことがなかったので、かなり仰天したというか、「小説家になろう」様の運営者の方からメッセージを頂戴した時は、知らない間に「何かいけないことをしたんだろうか?」とかなりドキッとしました(笑) 書籍化のお話を頂戴したのが2015年の初頭だったんですが、小説賞落選後は執筆経験の浅さに基づく実力不足をひしひしと痛感していたので、しばらくは実力を磨こうと「小説家になろう」様で開催されている賞にも応募せずWEB版の執筆を続けました。そうしてある程度の執筆経験を積んでくると、どうせならWEB版『精霊幻想記』を書き直して各レーベル様が主催している新人賞に応募してみようかなと思うようになりまして、新人賞向けに『精霊幻想記』を少しずつ書き直し始めました。それから間もなくしてHJ文庫様から書籍化のお話を頂戴した形になります。ただ、その当時は私生活がだいぶ忙しくなっていた時期でして、ほとんど筆は進んでいなかったといいますか、かなりドタバタしていたと記憶しております。

――書籍化の話を受けた時、HJ文庫についてはどんな印象を抱いていましたか。

まさにHJ文庫様々でした。HJ文庫様が刊行されたライトノベルは何作か拝読したことがありましたが、常に読み手側にいた私にとってはやはり雲の上のような存在で、担当編集のNさんとの初めての打ち合わせの時はガチガチに緊張していましたね(笑) Nさんは作家業について右も左もわからぬ私に色々とお話を聞かせてくださったり、こちらの私生活の都合を優先してくださったりと、心より感謝しております。

――書籍化によりタイトルを示すかのような幻想的なイラストも多くつきました。お気に入りのイラストがあれば教えてください。

担当イラストレーターのRiv先生は常に私の好み直球なイラストを描いてくださり、すべてのイラストがお気に入りなのですが、やはりカバーイラストと各巻の見開きのカラー口絵が特にお気に入りかもしれません。中でも見開きのカラー口絵は主人公と一緒にその巻で登場するヒロインや重要キャラが一枚のイラストで描かれているのですが、そのイラストだけで各登場人物の性格や相互関係が伝わってくるような訴求力があります。あとは挿絵ですと、1巻のセリア先生のイラストがお気に入りかもしれません。表情豊かで、実に可愛らしいので。セリア先生は1巻発売後から根強く人気のあるヒロインなんですが、ちゃんとまた大きく出番がありますのでどうぞご安心を(笑)

4巻口絵

※物語がいよいよ大きく動き出す第4巻口絵イラスト

――『精霊幻想記』のWEB版と書籍版の違いがあれば教えてください。

書籍版はWEB版を土台にしているのですが、基本的に両者は独立した作品となっております。もちろんキャラや世界観を共通にしている以上、まったくの別作品というわけではないのですが、例えば設定、展開、キャラクターの登場時期等を含め、会話文も地の文も一からすべて書き直しております。それでも1~3巻まではまだ比較的WEB版に準拠した内容になっています。また、現状では確かなことは言えませんが、4巻以降ではストーリーラインにも大きな変化があるかもしれません。あとは、先行して書き始めた関係上、どうしてもWEB版の方が色々と粗削りな部分が多いかもしれません。特に序盤は勢いのまま手探りで執筆していた初心者だったので、今読み返すと拙い箇所が散見されて恥ずかしいですね(笑) なので、書籍版の方が技術的に成長しているはずですし、ストーリーもライトノベルという形式に適した構成になっているはずです。

――作家としてこれからの目標や野望を教えてください。

とりあえずの第一目標はWEB版も書籍版も『精霊幻想記』シリーズを完結まで綺麗に書ききることです。野望といえば、やはりメディアミックスとグッズ化でしょうか……。コミカライズとかアニメ化とかフィギュア化とか、欲望丸出しですができたらすごく嬉しいと思います(笑) 他には、別の作品も余裕が出来たらどんどん書いてみたいです。

――それでは第4巻を楽しみにしている読者へ、そしてまだ本作を読んだことがない方へ一言ずつお願いします。

どちらの皆様もインタビューをご覧くださり、誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。4巻の発売を楽しみにしてくださっている読者の皆様は、ここまで『精霊幻想記』を支えてくださったこと、感謝の言葉もございません。4巻もRiv先生の素晴らしいイラストがご覧になれますので、どうぞお楽しみに! そして、まだ拙作をご覧になったことがない皆様、『精霊幻想記』という作品にご興味を持っていただけたのなら、ぜひぜひ拙作をご覧いただけると幸いです。WEB版と書籍版、どちらから先に読んでもお楽しみいただけるように誠心誠意作っておりますので。

――本日はありがとうございました。

こちらこそ誠にありがとうございました! また何らかの機会でお会いできれば幸いです。

<了>

物語が動き出す待望の第4巻が発売となった北山結莉先生にお答えいただきました。二つの性格と人格が交差するリオと春人の物語『精霊幻想記』は必読です!

©北山結莉/ホビージャパン イラスト:Riv

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[関連サイト]

『精霊幻想記』特設ページ

HJ文庫公式サイト

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