インタビュー「ラノベの素」。竹井10日先生「彼女がフラグをおられたら」

今回のオリジナルインタビュー「ラノベの素」は、12月2日にいよいよ創刊される講談社ラノベ文庫の新刊「彼女がフラグをおられたら」の著者、竹井10日先生のインタビューをお送りします。「がをられ」楽しみ!

がおられ

あらすじ

主人公・旗立颯太は、ひょんなことから他人の フラグが「目視」できるようになってしまった高校生。転校したての颯太は、右も左もわからない環境の中で近づ いてくるヒロインたちの「恋愛フラグ」をついつい折りまくってしまう。その奇妙な行動に興味をもった美少女たちと、なんと颯太と同じ屋根の下で暮らすこと に。女子7人との寮生活で折っても折ってもわき上がってくる恋愛フラグにいい加減うんざりした颯太だが……!?

――竹井先生よろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。

竹井10日。厳密に言うと本業はゲームプランナーです。企画職であって、実はシナリオライターですらないのです。今は何だか文字を書く仕事なら何でもやる感じになっていますが。

――趣味や特技などは?

ゲーム大好きっ子なので、趣味はゲームです。ドラクエ10のβテストに通るといいな!!

今は東京帝国民ですが、生まれが名古屋人なので、名古屋の食べ物がいつも懐かしいですね。

特技というか、ゲームを作る上で実際に動かしながら直しながら、という作業をしてきた結果、シミュレーションゲームの敵の思考中とか、ゲームをする合間合間に小説が書けるようになりました。むしろ、ゲームしながらの方が、筆が速いぐらいです。

――小さい頃はどんな子供でしたか?

空想好きな子供で、学校の帰りとかに自分の考えた物語を脳内で動かしながら歩いていました。その頃から今のお仕事のケーススタディをしていたとも言えますね。

青春時代は、ゲームばっかりしてたような気がします。友達からはドラクエ博士と呼ばれていました。でも、当時は学校の先生になるつもりだったんですよねえ。

その名残で一応、国語の教員免許を取ったんですが。教員採用のお話がありましたら、是非、お声をおかけ下さい。

――竹井先生に影響を与えた作家や書籍はどんなものですか?

ロードス島戦記が大好きで、ロードス島戦記がなければ、小説を書くという行為をしていなかったように思います。水野良先生は今でも心の師です。

あと、鮮烈だったのは田中哲弥先生の大久保町の決闘。学生の頃読んで「いいんだ、こういう小説!?」と思った記憶があります。その衝撃が僕の根っこの方にあるようで、意識しないうちに自分の血となって流れているように思います。

 ――作家になったきっかけ~デビューするまでについて。

自分の作ったゲーム「秋桜の空に」のノベライズが始まりといえば始まりかと。

当時から既にオンリーワン作家状態だった為、多分、自分のテイストを他人が表現するのは不可能だろうなあと感じていまして、編集さんにも快諾していただきました。いわゆる「ええい、どけ! ワシがやる!」病です。その病は今でも健在です。自分でやった方がストレスがなくていいのです。

――自分の本を始めて手にした時の気持ちを教えてください。

初めて自分の本を手に取った時、「これが国会図書館に収められるのか、胸熱だな!」と思いました。

 ――デビューしてから変わった事などありますか?

学生の頃は作家に憧れ、目指した事もあったのですが、紆余曲折を経て実際に作家業的な事をやる段になってみると、割と作家である事自体はどうでもよくなっているな、と思います。

要は、自分の考えた話とか人物とかが表現できれば、ゲームであれ小説であれ、本であれWebであれ、別にいいんだなと。

ゲーム好きなので、ゲームシナリオでしか出来ない事もやりたいんですが、いかんせん、ゲームのお仕事は時間がかかってかかって……。

物を書くのは大好きなので、それ自体を苦に思った事はないですね。生みの苦しみもまた楽しいです。ゲームの開発末期のしんどさは比じゃないですからね!!

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