電撃文庫刊『ソードアート・オンライン』の新章が2017年より始動へ 巻末に「キリトは帰ってくる。」の一文が掲載

電撃文庫刊『ソードアート・オンライン』第18巻が8月10日に発売となった。既に読み終えている読者も多いだろうし、まだ読み終えていない読者はじっくりと噛みしめながら読んでもらいたいところだ。第9巻から第18巻まで計10冊に渡って続いた≪アリシゼーション編≫もついに終幕。第18巻のあとがきにも書かれているのだが、川原礫氏が自身のWEBサイトで行っていた『ソードアート・オンライン』の連載は、この≪アリシゼーション編≫まで。本作の編集を担当した三木一馬氏が≪アリシゼーション編≫の最後までの刊行を目標としていたことも、あとがきの内では明かされている。第1巻の発売から約7年、全世界累計1,900万部を突破した『ソードアート・オンライン』の物語はひとまず終わりを迎えることとなった。

ソードアート・オンライン18

劇場映画来年公開! ≪アリシゼーション≫、完結!

【あらすじ】

「――キリトくんだ。わたしのキリトくんが、帰ってきた……」≪アンダーワールド≫全土が混沌と化す、≪最終負荷実験≫の二日目。≪人界軍≫最強の整合騎士ベルクーリ、スーパーアカウント・太陽神ソルスを持つシノンを打ち破ったガブリエルは、≪ワールドエンド・オールター≫を目指すアリスを追う。一方、圧倒的な数の≪暗黒騎士≫に包囲された≪人界軍≫囮部隊の戦場では、アスナの奮闘、リズベットやシリカらの助力虚しく、ついに自失状態のキリトが、ラフィン・コフィンの残党≪PoH≫につかまってしまう。積年の恨みを晴らさんと、PoHの毒牙がキリトに迫り――瞬間。キリトのこころの中に、声が響いた。それは、共に暮らし、戦い、笑いあった彼の親友の声。たった一人の、最高の相棒の声――。ついに、キリトは復活する。アンダーワールドに生きる≪すべて≫を、救うために。

そして2017年。物語の大きな一区切りに至った『ソードアート・オンライン』は、完全書き下ろしによる新章の始動を「キリトは帰ってくる。」の一文と共に巻末で発表した。新章はこれまでとは違い、WEBで一切連載の行われていない新たな物語となる。『ソードアート・オンライン』は2017年春の劇場版、実写ドラマ化など話題は尽きない。そして、原作小説もまた更なる話題をこの新章によって巻き起こすこととなるに違いない。『ソードアート・オンライン』新章は、2017年に開幕。発売となった第18巻までしっかりと楽しんで、新章を待ちたい。

©川原礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:abec

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