【日刊試読タイム】『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』(ファンタジア文庫)

こんばんは。新企画【日刊試読タイム】です。突然ですが皆さん。ライトノベルの試し読みってどれぐらい活用していますか? 有効的に活用している読者もいれば、公開されることが当たり前になりすぎて、逆に活用できていないという読者もいるでしょう。試し読みは新しい作品に触れる絶好の機会! だったら筆者も活用してみよう!【日刊試読タイム】では試し読みが公開された発売間近の作品を、試し読みを通して紹介します。

さて、今回はファンタジア文庫が2016年8月20日に発売する『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

俺が好きなのは妹だけど妹じゃない

【あらすじ】

兄を好きな妹はフィクションなのか?

美少女で、成績優秀、生徒会長も務める中学三年生の妹——永見涼花。そんな妹が『兄を溺愛する妹の小説』を書いてラノベ大賞を受賞!? ラノベを知らない妹の代わりに兄の俺がデビューする……だと!?

著者は恵比須清司先生。イラストはぎん太郎先生。ふむふむ。どうやら妹モノでありながらラノベ作家モノの作品のようですね。試し読みではプロローグと第1章の47ページまでが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

……プロローグ、ある意味最初からクライマックスだよ!?

これが妹の真の姿かよし落ち着こう。

まずは登場人物を振り返ってみたい。主人公はラノベが大好きで、自身もラノベ作家を目指している高校1年生の兄・永見祐。しかし悲しいかな、兄貴の原稿は小説大賞の一次選考を通過したことがない。ラノベを読んだり、ラノベ主人公っぽく振る舞ってみたりと研鑽の日々を過ごしているご様子。

そんな主人公の妹である永見涼花は生徒会長で成績も優秀、さらには家事全般もそつなくこなしてクールな完全無欠の中学3年生。兄との仲はよそよそしく、兄妹らしい交流もほとんどない。だが願望がないわけではない。第1巻で「お兄ちゃんノート」の存在に迫ることができるのか、すごく気になります。

そんな妹から兄貴への相談で始まる物語。万年一次選考で脱落する兄貴の前で明かされる、妹の小説大賞受賞の相談。夢中で差し出された受賞原稿を読み始めるも、酷な現実を突きつけられて傷心する兄貴。だが容赦のない妹。うん、まぁこれは辛いだろうな、お兄ちゃん頑張れ。そして明かされる相談の内容は、妹の代理人となってラノベ作家デビューをしてほしいということだった。

自分の作品でラノベ作家としてデビューしたいという思いと、助けを求めている妹を無視できないという思い。そして心の中で蠢く(?)妹の想い。自力で賞を取ったら代理人から降りることを条件に承諾する兄貴の運命は果たして!? そして妹の思惑はどこまで成就するのか。試し読みでは祐が妹の代理人としてのラノベ作家デビューを辛うじて決断。編集者さんの電話に出るところまでが公開されています。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです! しかしこの企画、気になる作品ばかりが事前に増える一方なので筆者の財布にまるで優しくないよ!?

©恵比須清司/KADOKAWA 富士見書房刊 イラスト:ぎん太郎

kiji_line

[関連サイト]

ファンタジア文庫公式サイト

kiji_line

ランキング

ラノベユーザーレビュー

お知らせ