【日刊試読タイム】『魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?』(MF文庫J)

関東地方のみなさまは台風を無事やりすごせましたでしょうか。

さて、今回はMF文庫Jが2016年8月25日に発売する『魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?』。できると思います。おい、お前はいったい誰に返事をしているのだ。それはさておき、まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った?

【あらすじ】

乙女にしか扱えない神霊魔法の高位術式“神霊魔剣”を操り、かつて大陸統一と王国打倒の原動力となった魔法剣姫――《一三血姫》。その次世代育成機関であるグランディスレイン魔法学園には多くの貴族の令嬢が通っていた。その学園に、魔力ゼロで亡国の元王子・ユーベルが現れる。彼は無謀との周囲の声を無視し、入学試験で序列一位の最強魔法剣姫・ティリに勝利してしまう。学園唯一の男となり、「愛は偉大、超便利、マジ効率いい」が口癖の彼には野望があった。「この学園――この国すべてを俺のハーレムにしたら世界超平和、俺超幸せ!」果たしてユーベルの野望は叶えられるのか、叶えていいのか!? 魔法以外なんでも使う元王子の規格外英雄譚、開幕!

著者は刈野ミカタ先生。イラストはあゆま紗由先生。刈野ミカタ先生は第5回MF文庫Jライトノベル新人賞にて「佳作」を受賞、『プシュケープリンセス』でデビューされています。最近は『異世界ならニートが働くと思った?』が重版もする人気シリーズ化しています。本作は野望に生きる元王子の英雄譚のようですね。試し読みでは約40ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

愛マジ便利。超効率イイ――。

主人公は「グランディスレイン魔法王国」末端の王子ユーベル。小さな頃から聡く、自分が子供であることを理解した上で大人に取り入り、将来は自由にやりたい放題できるようにと画策していたそんなある日。あっさりと国、消滅。国の女王制を廃して、自分の将来的な楽園予定地としていた国が滅ぼされてしまい男泣きするユーベル、このとき7歳。国が滅ぼされた以上に、計画を台無しにされて慟哭する7歳はんぱない……。こうして亡国の元王子が生まれるのです。

そして物語は10年の時を経て、母の「愛」の教えをそのままに17歳となったユーベルは、かつての国の王城跡地である魔法学園への入学に挑みます。飄々とした笑顔を向けながら、それでいて状況の理解に至る聡明さは子供の頃から変わらぬまま。場を思い通りに動かしながら、かくして入学試験の相手にユーベルが選んだのは学園史上最強の十三血姫の一人、ティリ。

そして戦いはユーベルの思惑通りに、学園の生徒たちにとっては思わぬ展開へ。とはいえ、あらすじでティリに勝利すると書かれているので勝利しちゃうんでしょうけども。もちろん文面からも勝利の匂いはしているので問題はないのですが、どう決着したかは気になります。魔力ゼロな元王子は異法の使い手なのかそうではないのか、何が本当で何が嘘なのか。女の子たちは翻弄されるのです。

本作は亡国の元王子が楽園の再創設に向かって動き出す物語になるのでしょう。試し読みではユーベルとティリの決着直前までが公開されています。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©刈野ミカタ/KADOKAWA メディアファクトリー刊 イラスト:あゆま紗由

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MF文庫J公式サイト

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