インタビュー「ラノベの素」。imagejack代表、團夢見さん

オリジナルインタビュー「ラノベの素」。今回はラノベの命ともいえるジャケットのデザインを手がけているデザイン事務所imagejack代表、團夢見(だん・ゆみ)社長にお話を伺いました。

――本日はお忙しいところありがとうございます。まったりとでいいのでよろしくお願いします。

はい!(すごく緊張されている)

――まずimagejackさんはデザイン事務所ですよね?

そうです。

――デザイン事務所という名称って結構漠然というか、幅が広いイメージですけど、imagejackさんは書籍専門ということですか?

依頼があれば何でもやってますよ。ギターやフィギアの箱、下着などもやった事があります。

――下着もですか。なんかすごいですね。

Panty&Stocking with Garterbeltという作品で、BODY WILDとGAINAXとの企画でした。


『Panty & Stocking with Garterbelt』 ©2010 GAINAX/GEEKS   ©グンゼ

―― お~! GAINAXさんのパンストですね!

そうです。

―― ではお仕事について詳しくお聞きする前に團さんのプロフィールを教えていただけますか。

はい。 元々絵イラストレーターとしてフラフラしていた時に、伸童舎というデザイン会社にお邪魔するようになり、4年前に自分の事務所を構えました。

ラノべのお仕事は最近頂くようになって、スニーカー文庫の「R-15」、MF文庫Jの「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」、「初体験にオススメな彼女」、講談社ラノベ文庫の「彼女がフラグをおられたら」等をデザインしています。

(C)2011鈴木大輔・閏月戈/メディアファクトリー (c) 講談社 竹井10日/CUTEG  

『R-15』 ©伏見ひろゆき/角川書店 (C)2011 あさのハジメ・高苗京鈴/メディアファクトリー

―― 有名作品ばかりですね!

運が良いですよね。有り難いです。

――運も実力のうち、ですね。では、ジャケットデザインの仕事というものの流れをお聞きしたいんですけど、最近だと講談社ラノベ文庫さんの『彼女がフラグをおられたら』ですよね。

はい。

――お仕事の流れとしては、 まず出版社から依頼を受けますよね? その後の流れはどんな感じになりますか?

絵描きさんと編集さんが事務所に来たりという時もありますが、何度かお仕事をさせてもらってるようなところは、事前に電話があり絵とテキストがメールで送られて来て、ラフを何案か出して、ブラッシュアップして…という流れです。

――ジャケット用の絵をもらってからジャケット全体のイメージを作り上げるんですね?

そうです。

―― 全体のイメージに対してのリクエストとかは結構ありますか?

そんなには無いですね。

――なるほど、こちらからイメージの案を出していくという形なんですね。ジャケットのイメージ作りで一番気をつけている事ってありますか?

編集さんにもですが絵描きさんにも喜んで貰えるようなイメージになるように、そして読者さんに一番気に入って手に取って貰えるようなデザインを心がけています。

――ジャケットのデザインを最終的に決めるのはやはり編集さんですか?

ほとんどがそうですね。編集さんが決められます。もちろん作家さんやイラストレーターさんの意見もお聞きしてると思いますけど。

――僕も含めて多くの読者はラノベのジャケットが専門的にデザインされてるという事を知らない人が多いと思いますが、どんなラノベもジャケットは基本的に全てデザイナーさんがデザインしてるんですか?

そうですね。ほぼ全てのジャケットにデザイナーが入ってると思ってください。

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