【日刊試読タイム】『非モテなオレが5日間でヒロインと出会うまで』(電撃文庫)

ここ数日は今年の夏で一番過ごしにくい気がしています……暑い。

さて、今回は電撃文庫が2016年9月10日に発売する『非モテなオレが5日間でヒロインと出会うまで』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

非モテなオレが5日間でヒロインと出会うまで

【あらすじ】

友人たちに次々と彼女ができていく中、最後の独り身となったオレ。こんな高校生活なんて……と嘆いていたら、ある日、新作ゲームアプリの宣伝メールがスマホに届いた。そのゲームは、現実の未来を予測することで、女の子との出会いまでプレイヤーを導いてくれるという――。マジか? それが本当なら、オレの憧れである資産家のお嬢様・望月六花や、清楚な優等生・中嶋コノハと出会わせてくれ! こうして、プレイ時間5日間という制限の中で、ヒロインと出会うべくゲーム片手に悪戦苦闘する日々が始まった。

著者は秋目人先生。イラストは兎塚エイジ先生。秋目人先生が電撃文庫で執筆するのは2012年の『乙女ゲーの攻略対象になりました…。』シリーズ以来となります。本作は独り身の主人公がかなり怪しいゲームアプリを手にヒロインと出会うラブコメ……ラブコメ作品のはず……。試し読みでは約33ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

本日をもって、友人の中で独り身なのは主人公だけに……。

主人公は青春に憧れて気付けば高校2年生になっていた戸佐一月。なのに青春が訪れぬまま過ぎ去る日々。対照的に一月の友人たちは一人、また一人と彼女を作り、いよいよ友人内で唯一の独り身となってしまう。スマホを持たないポリシーだった友人の和哉は彼女ができた途端にそのポリシーを捨て、もう一人の友人の権三郎も彼女に呼ばれて立ち去ってしまい。友情より彼女か。自分だけ彼女がいない事実に、一人打ちのめされる一月が悲しい。

一月のもとにはスマホデビューを果たした和哉から、散々彼女自慢のメッセージが送られてくる始末。気持ちはわかる、だが許せん。かくしてそんな一月のスマホに、ゲームアプリ「僕の青春にはヒロインが出てこない」の先行提供者に選ばれたという怪しげな宣伝メールが届くのです。最先端技術による未来予測と提示、そして現実との連動。普段ならスルーしていたはずの一月は、せめてゲームでもいいから潤いがほしいと登録をするわけです。

好みのヒロイン入力画面で少々ミスをしてしまうものの、ゲームをスタート。なのにうまく起動しない。それどころかエラーコードを吐き、ゲームからも一生独り身宣言を通告されてしまうのです。潤いを求めたゲームにすらそっぽを向かれてしまうとは……。ただ、こんなケースに対応するため「人生からの借金」という謎めいた言葉と共に、5日間のみゲームのプレイが可能に。こうして一月は謎のゲームアプリをスタートさせたのです。

試し読みでは、1回目のゲームプレイにヒロインの影も形もないところまでが公開されています。ゲームと現実との共通点、そして青春を謳歌したい少年の未来に、果たしてヒロインが現れるのかどうか気になるばかりです。デジタルとリアルがもたらす意外な展開が待ち受けていそうなラブコメに注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©秋目人/KADOKAWA アスキー・メディアワークス イラスト:兎塚エイジ

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電撃文庫公式サイト

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