【日刊試読タイム】『魔法と夜のウォンテッド!』(電撃文庫)

来週から涼しくなるらしいので、期待しています(何に)。

さて、今回は電撃文庫が2016年9月10日に発売する『魔法と夜のウォンテッド!』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

魔法と夜のウォンテッド!

【あらすじ】

かつて最強最悪と恐れられた吸血鬼を、運悪く解放してしまった九条翔馬はなんと全国手配に!! 吸血鬼復活に揺れる魔法都市横浜、捜査に動き出す魔法機関。そんな中、翔馬は機関員の風花まつりに求められ、共に秘密裏の吸血鬼打倒を目指す。一方、吸血鬼は封じられた魔力を取り戻そうと『九条の血』を狙っていた。来る戦いに備え、同居を始める翔馬とまつり。その急接近を同級生に追及され、「恋人だから」とウソをついた瞬間、翔馬は教室に現れた転校生の美しさに目を奪われてしまう。しかし、彼女の正体は変身した吸血鬼。そして彼女の武器は、吸血した者を『嫁』にする力だった!! もし機関に逮捕されれば即死亡。吸血鬼を倒すか、嫁にされるか――DEAD ORBRIDE!! ……え!? 嫁ってなに!?

著者は高樹凛先生。イラストはnyoro先生。高樹凛先生は第18回電撃小説大賞で「電撃文庫MAGAZINE賞」を受賞、『明日から俺らがやってきた』でデビューされています。本作は現代を舞台にした魔法と吸血鬼モノの作品のようですね。試し読みでは約40ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

逮捕だ、これ逮捕だ!!

主人公は、絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に解いてはならない吸血鬼の封印を解いてしまった九条翔馬。魔法史上最強と呼ばれた4人の一角である“異種の王”こと吸血鬼を、偶然にも復活させてしまった少年は現場に駆け付けた機関員・風花まつりと遭遇します。すべての封印を解くためには封印者の一族の生き血を吸う必要がある吸血鬼は翔馬の血を狙いますが、駆け付けてくる更なる機関員を察知して、吸血鬼はひとまず撤退を選択します。

安堵する翔馬ですが、吸血鬼の封印解除は重罪も重罪。逮捕は免れない。機関が科す刑罰は魔法を使った恐ろしいものである。死にはしないけど原型は残らないかもしれない。自身の置かれた状況に慌てふためく翔馬へ、風花まつりはある方法で脱出を提案します。一か八か。でも翔馬に残された選択に余地などあるわけもなく。二人は魔法を発動させ脱出を試みます。

最悪の状況を回避しつつ、脱出することができた翔馬は、風花まつりに誘われるまま彼女の家で一晩を過ごすことに。翌朝目覚めるとテレビのニュースは吸血鬼封印解除の速報特番に埋め尽くされ、関わった人物、すなわち九条翔馬の全国手配が無情にも通達されてしまいます。最後まですべてがドッキリだったと信じたかった翔馬に突き付けられる現実。そんな翔馬にある事情を抱えた風花まつりはひとつの提案をするわけです。

試し読みでは、風花まつりと共に吸血鬼を倒すための共犯者となるところまでが公開されています。なにひとつ飾らない慌てふためく九条翔馬と、どこか少し抜けている風花まつりのコンビが楽しい作品になりそうですね。あらすじに書かれている「嫁」の要素が、どう絡んでくるのかも大変気になるばかりです。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©高樹凛/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:nyoro

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