【日刊試読タイム】『豊作出来!~異世界農場へようこそ~』(ダッシュエックス文庫)

そろそろ飯テロコンテンツでA5肉が当たるキャンペーンとかやってもいいはず。

さて、今回はダッシュエックス文庫が2016年9月21日に発売する『豊作出来!~異世界農場へようこそ~』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

豊作出来!

【あらすじ】

『草食』が卑しいものとされている世界。人々の食は狩りのみで支えられていた。疫病や狩りの事故で男手をなくしたモウノ村は、最後の頼みの綱であった冒険者アレイまでもが竜の呪いを受けて狩猟が出来なくなる。いよいよ窮地に追い込まれ、『草食』を受け入れなくてはならないモウノ村の住人たち。そんな時、アレイは竜の召喚珠で村の救世主となる男【アズマ・キョウイチロウ】を召喚し、『草食』生活を伝授してもらうことを提案! パンをこね、コメを育て、うどんを打ち、野菜を育てる――異世界人のお腹はアズマが料理した『草食』で満たされるのか!?

著者はゆうきりん先生。イラストはファルまろ先生。ゆうきりん先生は第19回ノベル大賞(旧:コバルト・ノベル大賞)で「大賞」を受賞。現在は電撃文庫などで『魔王なあの娘と村人A』などを刊行しています。本作は異世界を舞台にした農業モノの作品のようですね。試し読みでは約30ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

頭より下に生えているものを食べるのは『卑しいことである』。

主人公は、食べるものに困窮する村の若者冒険者アレイ。そして異世界から都度召喚されることになるアズマ・キョウイチロウ。この2人のW主人公と言ってもよさそうですね。聖典に記される「頭より下に生えているものを食べるのは『卑しいことである』」との教えが守られてきた村で、食糧の困窮に直面するアレイは草食を提言します。ですが、周囲の反応は渋いまま。清いまま朽ちるのか、卑しき獣となって草食をするのか、村の長をはじめとした村人たちは大きな決断を迫られることになります。

腹が減った時に召喚珠から現れた異界の若者、アズマからもらった「ニギリメシ」と「タクワン」。草食とは思えぬ食感を思い出しながら、アレイは説得を続けます。村人を相手取った盛大な飯テロ。そうして長々もまた大きな決断を下すことになります。飢えて死ぬより、卑しい獣として生きて、天寿を全うする。その決断に村人たちも従うことになります。

そうしてあらためて召喚されたのは異界の草食の達人こと、アズマ・キョウイチロウ。彼は農業を始めたいというアレイの言葉を受けて農業を教えていくことになるわけです。アズマの方言というか、田舎言葉がスラスラと読めてしまうのも楽しい作品の要素のひとつになっていますね。アズマは村の土地の状況を確認しながら、実っていた麦を使ったパンの製造から始めていきます。

試し読みでは、麦から作ったパンを子供たちが率先して食べ、村人たちが草食に一歩踏み出したところまでが公開されています。これからは農業がより本格化していくと共に、聖典の教えも先の物語に絡んできそうで楽しみです。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©ゆうきりん/集英社 イラスト:ファルまろ

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[関連サイト]

『豊作出来!~異世界農場へようこそ~』特設ページ

ダッシュエックス文庫公式サイト

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