【日刊試読タイム】『ノイズ:ドラゴラ』(電撃文庫)

そろそろ常温でも食べ物の日持ち時間が長くなってきたに違いない!

さて、今回は電撃文庫が2016年10月8日に発売する『ノイズ:ドラゴラ』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

ノイズ:ドラゴラ

【あらすじ】

人々がつかんだ未来――そこは、音によって支配された世界だった。いまよりほんの少し先の未来。マンドラゴラの出現によって、世界は一変した。その絶望にも似た叫びを浴びたものは、精神を汚染され世界との接続を断たれてしまう。……それはこの世界における不治の病。人類が恐怖と隣り合わせのこの世界で生きることを引き換えに、手にしたものは音の視認と触覚――音で象られた多重現実技術だった。異形の近未来を奔る、サウンドパンク・アクション開幕!

著者は十階堂一系先生。イラストはなぎみそ先生。十階堂一系先生はメディアワークス文庫出身の作家さんで、最近は電撃文庫からの刊行が多いようです。本作は二十一世紀を舞台にした近未来SF系ストーリーのようですね。試し読みでは約45ページが公開されています。挿絵は確認できませんが、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

突如世界に現れた悪性進化植物・マンドラゴラ。

主人公は、文句の多いツッコミ系の主人公である「ぼく」こと、夜峰。違法植物であるマンドラゴラを狩るために寄せ集められた集団の中に紛れ、夜峰とギンコの二人は横取りすることを狙います。正規の駆除隊が到着する前に、マンドラゴラを手に入れる。とある目的を持ってマンドラゴラを狩るギンコに半ば振り回される形で、見張り役の夜峰はギンコと、そして集団と夜の森の中へと入っていきます。

21世紀、地中より出現した動物でもなく普通の植物でもないマンドラゴラ。その“叫び”は人を狂わせる力を持ち、人間だけを破壊するその力で、あっという間に生態系の上位へと位置します。それはまさに自然の反逆とでも言うかのように。一方で人間はマンドラゴラを認知するディテクターを持ち、音に触れられるアバターという電脳存在と共に、マンドラゴラへと立ち向かうことができるようになるわけです。

マイペースなギンコに振り回されながらも、マンドラゴラを入手した二人はギンコの目的の鍵を握る男、非合法にマンドラゴラを収集するドクターのもとへ。マンドラゴラの収集だけではなく、アバターの違法改造などきな臭いドクターもまた、自らの不名誉を返上するために暗躍しているようですね。

試し読みでは、捕らえたマンドラゴラをドクターに引き渡すところまでが公開されています。本作は視覚と聴覚にフォーカスした近未来SFの要素を感じることができる物語です。試し読みではまだまだ物語の端に触れただけという印象ですね。続きに注目です。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©十階堂一系/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:なぎみそ

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[関連サイト]

電撃文庫公式サイト

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