【日刊試読タイム】『百億の金貨と転生者』(GA文庫)

最近は思わぬところに出会い(人との繋がり的な意味で)が転がっていて楽しいですね。

さて、今回はGA文庫が2016年10月15日に発売する『百億の金貨と転生者』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

百億の金貨と転生者

【あらすじ】

金貨はライフ。金貨が尽きれば命も尽きる。ここは死者たちの世界。「金貨の亡者」と呼ばれる者たちは銀河鉄道で各地を巡り、任務の報酬として転生に必要な金貨を得ていた。あるとき、最上位ランクのクエストハンターであるシリュウは初心者とおぼしき少女・ノワと出会う。「わたしとっても困ってるんです!」「奇遇だね。オレも変なプレイヤーに絡まれて今まさに困ってるとこ」 華麗にスルーしようとしたシリュウだが、彼女は危なっかしく、貧乏で……なぜだか伝説級アイテムを所持していた。ちゃっかりノワと技能を極めたシリュウ。なにかと対照的な二人は共に踏み出す――人々の運命が金貨に委ねられた星空の海へ。

著者は美高ヒロ先生。イラストは霜降先生。美高ヒロ先生は第7回GA文庫大賞にて「優秀賞」を本作で受賞されています。金貨と転生を題目にするファンタジー作品のようですね。試し読みでは約50ページが公開されています。口絵も3枚確認できるほか、挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

≪金貨の亡者≫と呼ばれる一人の男の子の物語。

主人公は、死後にやってきた世界でトップランカーのひとりとなる少年シリュウ。物語の始まりは変異種である「ヴェガ」の少女の視点でシリュウとの出会い、そして少女が物語の語り部のように綴られていますが、主人公はシリュウでしょう。そんなシリュウとの出会いは、金貨で取引されてようとしていた「ヴェガ」の少女にとって、自らの命の価値を知る出会いとなるわけです。

まるでフィクションのような出来事が日常的に起こるその場所は、死後にやってきた世界・銀河鉄道。この列車の乗る「プレイヤー」と呼ばれる者たちは、刃物で切られようが炎で焼かれようが肉体的な傷は一切残らない一方で、己の血液以上に大切な金貨を失います。シリュウは頑なに目的地へと近づくため、金貨を集め続けているわけです。

シリュウは他の「プレイヤー」に絡まれていた二人の少女を助けるも、お礼のお誘いをあっさりと断ります。代わりに要求したものはやはり金貨。シリュウは自身に寄せられる想いや、自身の胸の痛みに耐えながら、ただただ金貨という目に見える数字だけを追い続けます。そんなシリュウに、わざとらしい叫び声でタックルをかましてきた少女との出会いが待ち受けているわけなのですが……。

試し読みでは、芝居がかった行動と台詞で少女がシリュウとぶつかるところまでが公開されています。金貨と欲望が渦巻くこの世界でシリュウを待ち受けるものは何なのか。ぜひ続きに注目ですね。PVも公開されているのであわせて確認してみるといいでしょう。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©美高ヒロ/SBクリエイティブ イラスト:霜降

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GA文庫公式サイト

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