【日刊試読タイム】『ツール・ド・ガールズ!!』(講談社ラノベ文庫)

粗大ごみのシールには200円と300円があるんだって!(知らなかった)

さて、今回は講談社ラノベ文庫が2016年11月2日に発売する『ツール・ド・ガールズ!!』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

ツール・ド・ガールズ!!

【あらすじ】

天才サイクルロードレース選手の少年・狼堂迅人は、世界大会での優勝を目前にして、怪我により競技の道を断念することになった。失意の日々を送る迅人だが、縁あって高校の女子自転車競技部の監督を務めることになる。世界大会の女子部門《ツール・ド・ガールズ》優勝を目指す部長の小鳥遊あひるをはじめ、個性豊かなメンバーたちのひたむきな様子に、当初は気乗りしなかった迅人の姿勢も次第に変化していく。しかし、そんな彼女たちの前に、迅人と深い因縁のある世界トップクラスの選手、シュリック姉妹が現れ……? 「あたしは――あたしの大好きを証明したい」 第5回講談社ラノベチャレンジカップ〈優秀賞〉受賞の青春自転車ストーリー!

著者はさいききょうや先生。イラストは菊池政治先生。さいききょうや先生は第5回講談社ラノベチャレンジカップにて「優秀賞」を本作で受賞。デビュー作となる本作はロードレースを題材とした青春スポーツ作品のようですね。試し読みでは約70ページが公開されています。口絵を3枚確認できるほか、挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

選手生命を絶たれた少年のセカンドライフは女子自転車競技部の監督!?

主人公は、サイクルロードレースの男子ジュニア部門で期待の選手として活躍していた狼堂迅人。迅人は世界選手権大会・男子ジュニア部門での最終局面で、膝を壊し、優勝どころか選手生命を絶たれてしまいます。深い喪失感の中、畳の目を数える暇つぶしに興じるほどの引きこもりになってしまった主人公でしたが、突然地元の高校の理事長室へと呼び出されることになります。

旧家同士古くからの付き合いがあった桜ノ宮家。とはいえ、ほとんど絶縁状態だった迅人にはまったく見当がつかぬまま向かうと、学園への入学手続きが完了していることを知らされます。このままでは引きこもりのニートになってしまうことを危惧した母親と桜ノ宮天音の手により、裏口入学の手配が完了していたのです。そして迅人もまた、自転車とは無縁のセカンドライフを手にするチャンスだと思い、入学を決意します。

ただ、提示された入学の条件は女子自転車競技部の監督を務めること。監督経験もなくチームを預かったこともない。迅人は悩みます。監督を務めて入学か、それとも引きこもりへ逆戻りするのか。迅人は苦渋の決断の末、監督を務めることを承諾するのです。そして中二病気質の元ロードレーサーによる監督業が始まります!

試し読みでは、自転車部の小鳥遊あひるの着替えに直面してしまった主人公が、監督として認めてもらうために自転車で勝負するところまでが公開されています。とはいえこのあひるちゃん、強者のオーラが全然出ておらず……「まさか――ここまでの実力だったとはなッ!」の台詞に込められた悲しさたるや。選手生命を絶たれた少年がどこまで少女たちを成長させることができるのか、楽しみですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©さいききょうや/講談社 イラスト:菊池政治

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講談社ラノベ文庫公式サイト

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