【日刊試読タイム】『かくて飛竜は涙を流す The Dragons’ Tear』(講談社ラノベ文庫)

目が痒いのは季節外れの花粉症か何かでしょうか……。

さて、今回は講談社ラノベ文庫が2016年12月2日に発売する『かくて飛竜は涙を流す The Dragons’ Tear』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

かくて飛竜は涙を流す

【あらすじ】

「ソウタ。私と竜に乗ってほしい」長く続く戦争の中、帝国空軍のエースガンナーとして連邦空軍の敵を撃墜してきたソウタ・カシワギは、ある戦闘で敵――竜騎兵の少年を撃つことができず、軍法会議の結果除隊処分となってしまう。自らの行くべき方向に迷うソウタの前に現れたのは、<ドラゴンスレイヤー>――人に害為す<黒の竜>を狩る一団の船長と、竜騎兵の少女・シノだった。急かされるようにシノの操る竜に乗せられるソウタだが、目標を捉えたとき引き金を引くことを躊躇してしまうのだが――。第5回講談社ラノベ文庫新人賞<大賞>受賞、少年と少女が竜と人とを結びつけながら、空を翔ける物語。

著者は五月猫文先生。イラストははあと先生。五月猫文先生は第5回講談社ラノベ文庫新人賞にて「大賞」を本作で受賞し、デビューされています。本作は人を撃つことができなくなってしまったガンナーの少年が、少女とともに竜を相手に空を翔ける物語のようですね。試し読みでは約60ページが公開されています。口絵が3枚確認できるほか、挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「ドラゴンスレイヤー」、それは人に害なす竜を退治する仕事。

主人公は戦闘機でガンナーを務めていたソウタ・カシワギ上等兵。エースガンナーとして多くの戦闘機や竜騎兵を撃墜してきた彼は、ある戦場で死にもの狂いな少年騎竜兵の姿を目の当たりにして、人を撃つことができなくなってしまいます。その後、泥沼化していた帝国と連邦国の戦争は終わりを迎え、ソウタは任務放棄の罪から帝国空軍の除隊を言い渡されることになります。ソウタ自身もまた、まっとうな兵士としての能力を失ってしまったのだと口にして。

自分が生き残ったこと、兵士としても人間としても失敗作であったこと。自らを卑下するままに帝国空軍を去ったソウタは、竜と少女、そして一人の男と出会います。逃げた竜の捕獲を手伝ってほしい。ガンナーとして見事にその依頼を達成し、ソウタは竜の騎手であるシノ、そして船長と名乗る男から「ドラゴンスレイヤー」にならないかと誘われるのです。

人を撃てなくなってしまったエースガンナー・ソウタ。かつての負傷により武器を自分の手で取れなくなってしまった竜騎兵のエースパイロット・シノ。人に絶対懐かず、理性を持たない竜を退治するため、ソウタは「ドラゴンスレイヤー」となることを決意します。「竜害」により母を失った記憶だけでなく、除隊となった後の人生をどう生きるのか、彼は選択をするのです。

試し読みでは、ソウタが「ドラゴンスレイヤー」となることを決意するまでが公開されています。自分ができることは空で銃を撃つこと以外になく、人を殺せなくなったから竜を殺すだけのつまらない人間だと卑下するソウタが、ドラゴンスレイヤーとなって、空を少女と竜と共に翔ける姿はぜひ追いかけてみたい物語ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©五月猫文/講談社 イラスト:はあと

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