サーガフォレスト12月新刊『四度目は嫌な死属性魔術師』をご紹介
12月15日、サーガフォレストはデンスケ氏の『四度目は嫌な死属性魔術師』を発売する。本作は第4回ネット小説大賞の受賞作品となっており、度重なる不運ともいえる転生を繰り返した主人公による物語で、公式サイトでは試し読みも公開されている。本紹介ページでは一足先に挿絵イラストの一部を公開するぞ。
【あらすじ】 修学旅行中の事故で死亡した天宮博人は、輪廻転生を司る神ロドコルテの手違いにより、手に入れられるはずの特別な力や幸運を得る事無く第2の人生を迎えてしまう。能力も幸運も無い故に、転生先の世界『オリジン』で実験体としての人生を歩む事となった博人は、繰り返される実験の中で『オリジン』に存在しな かった【死】の属性魔術を獲得したが、十年以上の実験の末、悲劇的な最期を迎え第2の人生を終えた。次なる転生のために再びロドコルテの元に戻った博人。 だが復讐心にかられる博人を危険視したロドコルテに第3の人生においても何の力も与えられずに転生させられた博人は〝4度目は嫌!〟だと、莫大な魔力と前 世で獲得した特殊な死霊魔術を駆使して、3度目の人生をダンピールのヴァンダルーとして生きていく。 |
太陽が完全に沈んだ森の洞窟の前に、焚火が燃えていた。その焚火で燃える赤い炎を囲むのは、虚ろな眼窩に青白い炎を灯す五体のアンデッド。そして、炎に照らされてもゾッとする程の白さを保つ、まだ赤ん坊と言える大きさの幼児。そして幼児の横に寄り添うように現れたのが、美しいが体中に痣や傷を作っている姿のダークエルフの霊。 |
激しく動くヴィガロの背に張り付いているヴァンダルーの腕が、限界に近づいていた。張り付いていられるのは、あと数分程か。既に【限界突破】スキルを起動しているが……まさか鉤爪をヴィガロの背に立てる訳にもいかない。 |
サーガフォレスト12月新刊『四度目は嫌な死属性魔術師』は12月15日発売です。
©デンスケ/HIFUMI SHOBO イラスト:ばん!
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