【日刊試読タイム】『月とうさぎのフォークロア。 St.1 月のない夜、あるいは悩めるうさぎ。』(GA文庫)

年始企画を検討中です。

さて、今回はGA文庫が2016年12月15日に発売する『月とうさぎのフォークロア。 St.1 月のない夜、あるいは悩めるうさぎ。』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

月とうさぎのフォークロア。

【あらすじ】

「……朔、いそいで」 朔の手を掴んで走るのは、稲羽白。長く透きとおった絹のような髪を持った美少女だ。無口な白の頭には柔らかそうなロップイヤーがあった。ここは白のような『神人』と人間が共存する異世界。そんな世界で朔の家は他家と抗争を繰り広げていた。命を賭し、生と死が隣り合わせの日常のなか、学校生活では一転朔を巡ってヒロインたちの想いや様々な思惑が交錯して――!?「ふへへ」(←撫でられて喜ぶ声)「よかったら、夏休みに私と――」「朔のこと、好きでありますよ?」 月欠けた夜――血に塗れた神々が白き神人を紅く濃く染める、第8回GA文庫大賞《奨励賞》受賞作。

著者は徒埜けんしん先生。イラストは魔太郎先生。徒埜けんしん先生は第8回GA文庫大賞にて「奨励賞」を本作で受賞、デビューされています。本作は神そのものではないが人間でもない「神人」と呼ばれる主人公たちの任侠物語としての雰囲気が感じられますね。試し読みでは約40ページが公開されています。口絵が3枚確認できるほか、挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

神そのものではないが人間でもない。それが「神人」

主人公は、人間の外見を持ちながらほとんど神ともいえる存在「神人」の高校二年生、伊岐朔。父親は神衆組織月夜見一家の総長であり、そんな父を持つ朔も街の人たちからは「若」と呼ばれ親しまれています。人間と神人が共存しているこの世界は、神事不介入の原則から警察も手出しできない神衆組織間の抗争が都度発生する一方、見世物としても尊崇を集める意味でも人々に受け入れられている背景もあるのです。

夏休み直前となる最終登校日、朔とうさぎの神人である稲羽白は犬神の騒動に巻き込まれます。妹をさらわれたという女の訴えを受けて、犬神の家へと赴いた朔を待っていたのは、犬神たちによる罠。朔は待ち受けていた罠を、圧倒的な力を持って粛々と解決してしまいます。正確にはまだ月夜見一家の一員ではなく学生の朔ですが、後継者として力を脈々と有しているわけですね。

ほとんどの神人は神衆組織には属さず人間と暮らしている時代。人として真面目に働く神人もいれば、人としての仕事を得られずごろつきのような生活を送る神人もいるわけです。神人の朔や白はもちろん、級友の山田や柏木など、ほのぼのとしたキャラクター達が描かれる一方で、血なまぐさい任侠モノの香りも俄かに漂う作品です。

試し読みでは、終業式を終えた朔たちが夏休みを楽しみにしながらお互いの成績表を見せ合うほのぼのとしたシーンまでが公開されています。神人と人間が共存する世界を舞台に、生と死とが隣り合わせな任侠モノとしても期待できそうです。試し読みで公開されている先の物語が大変気になる作品ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©徒埜けんしん/SBクリエイティブ イラスト:魔太郎

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