【日刊試読タイム】『勇者のセガレ』(電撃文庫)

雪がないにも関わらず北陸方面は寒いのです。

さて、今回は電撃文庫が2017年1月10日に発売する『勇者のセガレ』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

勇者のセガレ

【あらすじ】

その日、所沢市の一般家庭、剣崎家では緊迫の家族会議が開催されていた。謎の金髪美少女ディアネイズ・クローネことディアナが、異世界から剣崎家のリビングに現れたのだ。「私は、救世の勇者ヒデオ・ケンザキ召喚の使者としてやってきました」 って言うか、ヒデオって俺の親父じゃねーか! 平凡な高校生の俺、剣崎康雄にゲームみたいな展開が降りかかると思いきや、親父が勇者で、若い頃異世界を救ったって!? どう見ても普通の中年な親父が「勇者」だとか信じられる訳が無いし、ディアナは「勇者の息子」である俺に憧れの眼差しを向けてくるし、それを見た妹は白い目だし・・・・・・。異世界の平和を取り戻す前に、家族の平和が大ピンチ!? 俺の平穏な日常は、一体どうなる!

著者は和ヶ原聡司先生。イラストは029先生。和ヶ原聡司先生は第17回電撃小説大賞にて「銀賞」を『はたらく魔王さま!』で受賞。多くの読者がご存知のように、TVアニメ化も行われた人気シリーズとなっています。本作は父親がかつて異世界の勇者であったことを知らなかった息子の物語のようですね。試し読みでは約35ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「康雄、父さんな、異世界に行って、勇者になろうと思うんだ」

主人公は家族仲も悪くない一般家庭の高校生、剣崎康雄。ある日、学校から帰ってきた康雄を待っていたのは、重苦しい空気を醸し出す父、母、妹の姿。何か途轍もなく悪いことが家族の身に降りかかったのではないか……そんな思いに駆られた康雄は父の言葉を静かに待ちます。父のリストラか、親戚の訃報か、或いは借金や事故なのか。どんな事実が明かされても大丈夫なように、康雄は身構えるのです。

「父さんな、異世界に行って、勇者になろうと思うんだ」。聞こえているのに父親が何を言っているのかわからない康雄。イセカイ、伊勢海、三重県? ユウシャ、融合する会社で融社。会社が合併されるから父親が駆り出されるということに違いない。話の落としどころを見つけたはずの康雄に父は無情にも言うのです。「お前は一体なんの話をしてるんだ」と。

康雄の父は、かつて異世界を魔王の手から救った勇者であり、もう一度その力を貸してほしいという使者ディアナも気付けば我が家にいるのです。康雄はますます混乱の窮地に追い込まれてしまいます。自身も妹も受験を控える大事な時期に、よりにもよって会社も辞めるという父に康雄は反発します。いや、むしろ当たり前の反応なのです。一方で激しく反対しない母親からも爆弾発言が飛び出し、康雄の精神は限界を迎えてしまいます。

試し読みでは、事態をまったく受けいれられない康雄が、精神の限界に達してしまい意識を失って倒れてしまうところまでが公開されています。「異世界へ勇者になりに行く」と宣言した父親をどこまで受け入れられるのか、そもそも受け入れることができるのか、康雄の今後に注目せざるを得ません。『はたらく魔王さま!』コンビによる新シリーズに期待ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©和ヶ原聡司/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:029

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