【日刊試読タイム】『ナベリウス封印美術館の蒐集士』(GAノベル)
今シーズン最強の寒波が襲来するそうです。寒い。
さて、今回はGAノベルが2017年1月14日に発売する『ナベリウス封印美術館の蒐集士』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。
【あらすじ】 「関わった者は破滅します。例外なくです。あれはそういったものなのです」―アーティファクト―それは超常の力を秘め、様々な異能を発動する「魔術師が作った美術品」。この危険な美術品を専門に展示するという『ナベリウス封印美術館』。導かれるようにこの館の蒐集士となった青年ヴォルフと少女ジブリルは、アーティファクトを回収するため、不思議な騒動や怪事件に挑んでゆく。「天使を閉じ込めた鳥籠」「生者を虜にする棺」「観る者を溺死させる絵画」「死者を操る仮面」「殺人鬼の妖刀」「茨の棘」 様々なアーティファクトが二人を待ちうける――。 |
著者は手島史詞先生。イラストは一色先生。手島史詞先生は第19回ファンタジア大賞にて受賞後、様々なレーベルで活躍する作家です。本作は超常の力を秘めるアーティファクトを中心に描かれるファンタジー作品のようですね。試し読みでは約60ページが公開されています。口絵も2枚確認できるほか、挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!
⇒ 試し読みはこちら |
特殊な美術品、アーティファクトの回収に二人がゆく。
主人公はナベリウス封印美術館の蒐集士(コレクター)であるヴォルフ・シュヴァーレン。魔術師が作った特殊な美術品・アーティファクトを回収、封印する美術館の職員です。ひとつが暴走するだけで、街や国、ひいては世界さえも滅ぼしかねない危険物であるアーティファクト。関わったものは例外なく破滅するとまで言われ、美術館の職員であるヴォルフもまた例外ではありません。
そんなヴォルフの相棒は、まるで幽霊であるかのような魔術師の少女ジブリル。2人はとある魔術師が天使を捕獲するために製作したらしいアーティファクト『天使の揺り籠』の封印依頼を受け、回収に出向きます。しかし依頼主の様子はおかしく、それどころか屋敷中の人間も操られており、その原因がアーティファクトにあることを知るのです。
かくして対面したアーティファクトの正体は、『天使の揺り籠』などではなく『セイレーンの揺籃』。人間の魂魄を抜き取り、鳥籠の中でセイレーンという魔物に変えてしまう代物だったのです。アーティファクトという存在に縛られているヴォルフと、ジブリルのコンビが様々なアーティファクトと出会う物語となるようですね。
試し読みでは、ヴォルフの身代わりとなったジブリルが『セイレーンの揺籃』に閉じ込められてしまうところまでが公開されています。ヴォルフやジブリルの過去をはじめ、アーティファクトとの因縁が二人を待ち受けることになるのでしょう。短編連作形式になりそうな作品ですね。
気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!
【日刊試読タイム】とは
試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。
©手島史詞/SBクリエイティブ イラスト:一色
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