【日刊試読タイム】『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』(ファンタジア文庫)

東京も氷点下くるのか……!?

さて、今回はファンタジア文庫が2017年1月20日に発売する『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

「これからお母さんと一緒にたくさん冒険しましょうね」「あり得ないだろ……」念願のゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子も付いてきて!? ギルドでは「彼女になるかも知れない子たちなんだから」と真人の選んだ仲間をお母さん面接したり、暗い洞窟で光ったり、膝枕でモンスターを眠らせたり、全体攻撃で二回攻撃の聖剣で無双したりと息子の真人を呆れさせる大活躍!? 賢者なのに残念な美少女ワイズと、旅商人で癒し役のポータも加わり、救うのは世界の危機ではなく親子の絆。第29回ファンタジア大賞〈大賞〉受賞の新感覚母親同伴冒険コメディ!

著者は井中だちま先生。イラストは飯田ぽち。先生。井中だちま先生は第29回ファンタジア大賞にて「大賞」を本作で受賞、デビューされます。本作は憧れのゲームの世界への転送にお母さんも一緒に付いてきてしまう冒険コメディ作品のようですね。試し読みでは約100ページ相当が公開されていますので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「母さん、ごめん……俺、行ってくるよ」「お母さんも行くから待ってって言ったのに」

主人公は憧れのゲーム世界に転送されることになる高校生、大好真人。思春期真っ盛りの真人は、母親とどう接していいのかわからず、戸惑ったり反発したりと、THE・高校生なのです。一方、母親の真々子は父親が単身赴任で二人暮らしだったこともあり、息子を溺愛しています。そしてまさかのゲーム世界への転送。冒険をして強くなれたら、少しは母親と素直に向き合えるかもしれない。そんな優しい想いを胸に、旅立ちます。

真人の前に広がるのは、ファンタジーを体現する憧れのゲーム世界。これから新たな冒険が始まるのだと大喜びする真人に、声を掛ける人物が現れるのです。「お母さんも行くから待ってって言ったのに」「……へ?」。その声はまぎれもなく、真人の母親である真々子のもので、母親同伴による冒険譚がここから始まってしまいます。まさにお母さんと一緒

この世界はβ版ゲームの一環であり、テストであると知らされる真人と真々子ですが、息子にはどうしても知っておかなくてはいけないことがあるのです。それは「なぜ母親同伴なのか」ということ。試し読みでその回答を得ることはできませんが、ゲームの目的に深く関わっていることを知らされることになります。

試し読みでは、ギルドで仲間を見つけるため、お母さんによる面接が繰り広げられるところまでが公開されています。真人と真々子の転送されたゲームには、なにやらただのゲームとは異なる目的も垣間見えつつ、母親が隣にいるためとにかく「やりづらい」息子の冒険コメディには注目せざるを得ませんね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©井中だちま/KADOKAWA 富士見書房刊 イラスト:飯田ぽち。

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