オリジナルインタビュー「ラノベの素」。二階堂紘嗣先生『あまとう! 七瀬甘るりに不合格祈願』

オリジナルインタビュー「ラノベの素」。MF文庫J特集!今回は12月22日に発売された『あまとう! 七瀬甘るりに不合格祈願』著者、二階堂紘嗣先生です!

あらすじ

高校二年の俺、葉山一樹は転校先の学校で変わった女子と鉢合わせた。というか押し倒された。事故により。それで俺は彼女……七瀬甘るりの泣き顔を超・間近 で見てしまったのだ。その後、なぜか七瀬の罠にかけられた俺は同学年の嬉野さん(着痩せするタイプ)と七瀬の三人で部活を始めることになってしまう。協力 する気はないという俺のまっとうな主張は無視。どんな女王様だ! ――でも俺はわかっていなかった。七瀬が、マジで、世界だって変える気でいるってこと を。あの時、あの場所で、七瀬を受け止めた瞬間から、全ては始まっていたわけだ。「ノー・プロブレム! ちゃんとトラウマにしてあげるから!」予測不能の 学園ラブコメディ!!

プロフィール:二階堂紘嗣(にかいどう・ひろし)

第4回MF文庫Jライトノベル新人賞〈佳作〉受賞。

ジャニーズ事務所に所属する二階堂高嗣さんとはとくに関係はない。

――本日はお忙しいところお時間を作っていただきありがとうございます。よろしくお願いします。

はじめまして、よろしくお願いします。

――まずは読者の皆さんへ自己紹介と、新作「あまとう! 七瀬甘るりに不合格祈願」の紹介をお願いします。

二階堂紘嗣です。作品の舞台「ヨコスカ」によく似た町「横須賀」でのんびり暮らしています。

『あまとう!』は中高生から大人まで、誰でも楽しめる学園ラブコメです。読んだあと、お気に入りの音楽が聴きたくなる……はずです!

――注目してほしいポイントや見所など教えてください。

全員ボケでツッコミです。それぞれに味のあるボケとツッコミを堪能していただければと思います。

あと、女の子と自転車で2人乗りとかします。このシチュエーションが個人的に好きです。

――二階堂先生の一番お気に入りのキャラクターは誰ですか?

ヒロインの3人はかわいくて仕方がないのですが、強いて1人を選ぶとしたら、鳳仙花由亜(ほうせんか・ゆあ)という女の子がお気に入りです。ちっこくて、ちまちま動いて、毒を吐きます。▽先生のイラストがまたいいんです。おでこにいたずらしたくなります!

――イラストにも注目ですね。では二階堂先生のことをお聞きします。小説を書き始めたのはいつからですか?

小説を書きはじめたのは大学3年生のときです。ただ、高校2年生のときに、文化祭で上映する映画のために、脚本を共同で書いたのが最初の創作だと思います。

――二階堂先生は「第4回MF文庫Jライトノベル新人賞」で佳作を受賞されました。受賞されたときの気持ちは覚えていますか?

動揺しました。担当編集者さんから電話がかかってきて、最初はなにかの勧誘かなと思いました。断るの面倒だな、と。それが受賞の知らせだとわかり、しどろもどろになりながら対応したのを覚えています。喜びは時間差でやってきました。

――はじめて自分の本を手に取った時はどんな気持ちでしたか?

嬉しさと、世に出てしまったという謎の不安がせめぎあっていました。小心者なので。

――はじめて読んだライトノベルを覚えていますか?

中学生のころに、上遠野浩平先生の『ブギーポップは笑わない』を読んでいました。歪曲王の話が大好きです。当時、「科白」という字が読めなかったのはここだけの秘密です。

――(笑)。では作家になろうと決めたきっかけと、デビューするまでの投稿歴を教えてください。

ぼくは学生時代、文学部に所属していたのですが、最初は文学ではなく、社会学(文学部の中に社会学科というのがあるのです)を勉強していました。が、とある現代文学の先生の授業を受け、それが凄まじくおもしろくて刺激的だったために、小説家を目指すようになりました。ぼくの卒論のテーマが『ひぐらしのなく頃に』だったと言えば、先生のユニークさが伝わるでしょうか。

はじめて投稿したのは日本ホラー小説大賞です。かすりもしませんでしたけど。

――デビューしてからのことをお聞きします。デビューしてから一番辛かったことはどんなことですか?

腰痛が地味に辛いです。これ、なんとかならないものですかね?

――えーと、接骨院とかですかね? では、逆に一番嬉しかったことは?

ファンレターをもらったことです。これは本当に嬉しかったです。

――読者は二階堂先生にとってどんな存在ですか?

おお、心の友よ! 本心です。

――作家業として一番気をつけていることを教えてください。

はじめていただいたファンレターには、すごく丁寧な感想が書いてあって、かわいいイラストが添えられていました。はじめて読者の存在を意識しました。あれからそれなりに年月も経っていますし、その子はもうぼくの本を読んでいないかもしれません。ただ、あのとき一生懸命に手紙を書いてくれたあの子をがっかりさせるようなものだけは絶対に書かない、と決めています。

――強い決意なんですね。では作家としてこれからの目標を教えてください。

継続は力なり! ということで、長く長く書きつづけることです。

あと丸くならない。これからも、とがっていきます(笑)

――最後に読者に向けてのメッセージと新刊の案内をお願いします。

12月に久しぶりの新刊がMF文庫Jより発売されます。『あまとう! 七瀬甘るりに不合格祈願』というタイトルです。廃部寸前の軽音楽部でバンドのボーカルにさせられてしまった葉山一樹くん(実は音痴)と、女の子たちが繰り広げる痛快な(と自分で言うと変なのですが)学園ラブコメです。男子も女子も楽しめます。どうぞよろしくお願いします!

――お忙しい中ありがとうございました!

ありがとうございました!

優しい人柄の二階堂先生の新作『あまとう!』は絶賛発売中です!

楽しい軽音楽部をみんなでのぞいてみよう!