【日刊試読タイム】『異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる』(MF文庫J)

寝違えるその瞬間に目覚めました。結局寝違えましたが。

さて、今回はMF文庫Jが2017年2月24日に発売する『異世界温泉に転生した俺の効能がとんでもすぎる ~アンタの中が気持ちいいわけじゃないんですけどっ!?~』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

温泉好き高校生・草津熱美(くさつ あたみ)は、地方の温泉に向かう途中で死んでしまい、異世界の温泉に転生してしまった! 戸惑う彼の前に、エルフ冒険者・レティシア、巨乳の神官・クム、小さな村長・チーチクといった美少女たちが次々と現れ、温泉(熱美)の常連となる。彼女たちを虜にしたのは、熱美の特殊な“効能”だった。体力魔力の即時回復や一時上昇、状態異常回復などの効果が、入るだけであるというからみんな大歓喜! そんな可愛い女の子たちが、熱美の中へ入れば当然……「硬度が上昇しました」「水質変化し、牛乳風呂になります」――って待って! 硬くなって白く濁るとか、それはダメだから! ところが大人気の熱美温泉に次々とトラブルが起きて……?

著者は七烏未奏先生。イラストは庄名泉石先生。七烏未奏先生はMF文庫Jや講談社ラノベ文庫を中心に活動している作家ですね。本作は、異世界の温泉に転生してしまう物語のようですね。試し読みでは約35ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

浴場(バス)に向かう途中、バスで事故って死んだ主人公は、温泉(バス)になる。

主人公はバスの事故で命を落とした16歳の高校生、草津熱美。両親は幼い頃に亡くなってしまい、肩身の狭い境遇の中、温泉に行くことだけが唯一の楽しみだった少年は、事故をきっかけに異世界で湧くことになります。そう、温泉として。もはや夢としか思えない状況を夢と思うことにして3日。状況は何ひとつ変わることなく、少年は自らが温泉になってしまったことを確信するのです。

温泉なので歩くこともできなければ喋ることもできません。一方で視界は定点カメラのように映し出され、温泉の温度と硬度、水質や成分を操作する能力を持つことになります。ある意味、合法的に(?)女の子の裸を覗き放題な温泉が誕生したわけです。そんな温泉へと一人のエルフの少女がやってきます。温泉が持つ特別な効能に気付いた少女は、主人公である温泉のもとへと通うようになります。

お客様が来るとレベルが上がる。レベルが上がると設備も整う。温泉のお客様リストが埋まるほど、温泉としてレベルアップすることができ、特殊な効果を発揮することができるようになることを知った主人公は、熱美温泉として開業を決意。エルフの冒険者レティシアを皮切りに、温泉のお客様を増やすことを目指していくことになりそうですね。ストーリーとしても殺伐としたタイプの物語ではなさそうです。

試し読みでは、ゴブリンに追い立てられる形で温泉までやってきた2人目のお客様候補、神官のクムが登場するところまでが公開されています。レベルアップで設備を整え、好感度の上昇で念話も可能になる温泉へと転生した少年の物語が、どこに向かって進むのか注目です。温泉なのに触覚を有する主人公からも目が離せませんね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©七烏未奏/KADOKAWA メディアファクトリー刊 イラスト:庄名泉石

[関連サイト]

MF文庫J公式サイト

ランキング

ラノベユーザーレビュー

お知らせ