【日刊試読タイム】『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』(ファミ通文庫)

人に言葉で伝えることの難しさを痛感している今日この頃。

さて、今回はファミ通文庫が2017年2月28日に発売する『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

高校二年生の春、ひとり暮らしを始めるはずだった僕こと弓月恭嗣は、何の冗談か不動産屋の手違いで、ひとつ年下の佐伯貴理華さんなる女の子と同居するはめになってしまった。やたらと距離を縮めてきたがる彼女に、ささやかな抵抗を続ける僕だったが、なんと彼女も同じ高校!学校でも家でも彼女に振り回される日々が始まって――。常に冷静な弓月くんと、とびきりの美少女なのにちょっとHな佐伯さんが繰り広げる同棲&学園ラブ・コメディ、開幕です。

著者は九曜先生。イラストはフライ先生。九曜先生はアルファポリス第6回青春小説大賞にて「大賞」を受賞してデビュー。その後、第1回カクヨムWeb小説大賞の恋愛・ラブコメ部門にて「特別賞」を本作で受賞されている作家です。本作は女の子とのルームシェアから始まるラブコメ作品のようですね。試し読みでは約55ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「おもしろいことになってきたわ」と彼女は言った。

主人公は、新年度から一人暮らしを始めることになった高校2年生の弓月恭嗣。両親を説き伏せ、ようやく勝ち取った念願の一人暮らしのはずが、いざ引っ越し先に向かうと2つの引っ越し業者がブッキングしている状況に出くわします。住むはずの部屋には一人の女の子。下見をして契約をしたというもう一人の住人は、帰国子女の佐伯貴理華。学園都市が迎える新年度、どちらも譲れぬ理由を抱えたまま、貴理華の提案により2人はルームシェアをすることになります。

帰国子女ということもあってか、おおらかな性格が目立つ美少女との共同生活。体にバスタオルを巻いただけの姿でリビングを通ったり、部屋へと起こしに来てもらうことが日課になっていたりと、動じない性格であるはずの恭嗣を揺さぶるような言動が目立つ彼女に、心を強く持とうと決心する日々。そして始業式の日、失念していたひとつの事実を目の当たりにすることになります。多くの学校が集う学園都市。てっきり違う学校だと思っていた彼女が、恭嗣と同じ学校に入学していたのだということに。

厄介な問題を抱えてしまったと考える恭嗣とは異なり、貴理華は持ち前のおおらかさで、一緒に学校に行こうとしない恭嗣が何を考えているのかよくわからないとさえ口にするのです。そんなある日、恭嗣は新入生の噂を耳にします。成績が良く新入生総代としての挨拶も務めた帰国子女。一緒に住んでいるにも関わらず、彼女の知らない面を学校で知り、普段とは少し違う印象を貴理華に抱くことになるのです。

試し読みでは、相変わらず一緒に登校しようとしない恭嗣と貴理華のやり取りが公開されています。女の子とひとつ屋根の下で生活を共にする物語は、ある意味青春ものの定番のひとつですよね。そんな二人の関係性が、物語の先々でどのように描かれていくのか楽しみです。恭嗣が引きずっている過去の出来事も展開にどう絡んでくるのか注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©九曜/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:フライ

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『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』特集ページ

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