【日刊試読タイム】『食い詰め傭兵の幻想奇譚』(HJノベルス)

油断すると部屋の中の花粉が外よりもきつくなります。

さて、今回はHJノベルスが2017年3月23日に発売する『食い詰め傭兵の幻想奇譚』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

世話になっていた傭兵団が壊滅した。生き残ったロレンは命からがら逃げ出した先の街で生計を立てるため、冒険者になるという道を選択する。だが知り合いもなく、懐具合も寂しいロレンではろくな依頼も受けられそうにない。そんな途方に暮れたロレンに話しかけてきたのは、一つの冒険者パーティで――。これは、初心者冒険者に転職することになった、凄腕の元傭兵の冒険譚である。

著者はまいん先生。イラストはperoshi先生。まいん先生はWEBからデビューされており、HJノベルス刊『二度目の人生は異世界で』も手掛けられている作家です。本作は元傭兵の主人公が冒険者へと身をやつすところから始まる物語のようですね。試し読みでは約50ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

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冒険者へと身をやつした元傭兵の所属するパーティには不安しかない。

主人公は傭兵団に所属していたロレン。物心ついた頃に傭兵団に拾われ、戦争屋を生業としていたのですが、所属していた傭兵団は壊滅。勝ち戦に参加したつもりがとんでもない負け戦になっただけでなく、様々な戦場を潜り抜けてきた傭兵団は、一人命からがら逃げだすことに成功したロレンを残して壊滅したのです。仲間を失い、懐事情も芳しくない。とりあえずは冒険者として登録したものの、一人でやれることも少なく、ロレンは頭を悩ませていたのです。

いっそ危険も少ないドブさらいという冒険者らしからぬ仕事でもいいのかもしれない、と思い始めたロレンに一人の青年が声をかけてきます。青年の名はサーフェ。冒険者として大方の依頼を受けたものの前衛が足りず、酒場の隅っこで一人悩んでいたロレンに声をかけたわけです。お金に窮していたロレンはひとまずサーフェのパーティに入り、依頼を一緒に受けようと考えるのですが、ロレンを差し引いて男女比1:3のパーティ構成に、一抹の不安を覚えるのです。

憧れる英雄譚を熱く語るサーフェに、好意を寄せている幼馴染みの盗賊の少女ナロンと、魔術師の少女オクシィ。そして、終始困ったような笑みを浮かべる神官の少女ラピス。下手に口を挟めばややこしくなることだけはわかりきっている状況で、やたらと意識だけは高いサーフェにロレンは頭を悩ませることになります。所詮はゴブリンの討伐、物の数にもならないと強気なサーフェたちに、ロレンも渋々と従うことになります。

試し読みでは、ゴブリンが出現した村へと向かう道中までが公開されています。サーフェたちから一歩引いた位置にいるラピスを除き、なんだか目先の結末が想像できてしまう本作。はたまた、ロレンの立ち回りによって物語は思わぬ方向へと舵を切ることになるのかもしれませんが果たして。作品タイトルにもある「幻想」も、どのように物語上で表現されるかにも注目です。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©まいん/ホビージャパン イラスト:peroshi

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『食い詰め傭兵の幻想奇譚』特設ページ

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