ダッシュエックス文庫刊『はてな☆イリュージョン』のアニメ化企画が進行中 ラノベ界最大のイリュージョンが動き出す

2016年に亡くなられた松智洋氏がダッシュエックス文庫より刊行していた『はてな☆イリュージョン』のアニメ化企画が進行中である旨、2017年3月25日より開催中の「Anime Japan2017」にて明らかとなった。本作は2014年のダッシュエックス文庫創刊ラインナップのひとつとして刊行をスタートさせた作品で、プロットの段階から松智洋氏と矢吹健太朗氏のお二人が打ち合わせをしながら制作されたボーイ・ミーツ・ガールだ。今回のアニメ化企画進行中の発表は、本作のキャッチコピーでもあった「ラノベ界最大のイリュージョン」を作品そのもので体現する形となるのかもしれない。

【第1巻あらすじ】

中学一年生になったばかりの不知火真は、両親の知り合いの、世界的に有名な奇術師・星里衛に弟子入りするため上京する。子供の時に、星里衛・メイヴ夫妻のショーを見てから、真はずっと奇術師に憧れてきた。夫妻の娘・果菜(あだ名:はてな)とは幼なじみ。東京では、美貌の女怪盗が起こす事件が世間を騒がせていたが、はてなもいるし、不安はなかった。幽霊屋敷と呼ばれる星里家で、執事のジーヴスとメイドのエマに迎えられ、はてなとの再会を果たした真。はてなも大歓迎だったが、真と話がかみ合わず、ついには――!? ラノベ界最大のイリュージョン、開幕!!

2017年は松智洋氏が遺したプロットをもとに刊行をスタートさせた『メルヘン・メドヘン』をはじめ、同氏の遺した作品が形になって、世の中へと飛び出して行っている。事実上絶筆作品となった『はてな☆イリュージョン』もまた、アニメという新たな形となって世の中へと飛び出そうとしている。アニメ化に関する続報を引き続き楽しみにしたい。

©松智洋/集英社 イラスト:矢吹健太朗

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