【日刊試読タイム】『愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?』(ファミ通文庫)

3末に東京で雪を見ることになろうとは。

さて、今回はファミ通文庫が2017年3月30日に発売する『愛原そよぎのなやみごと 時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

「時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?」僕が好意を寄せるクラスメイト、愛原そよぎの”なやみごと”は僕の想像を遥かに超える独特なものだった。本気とも冗談ともつかないその相談に真剣にアドバイスを送り、彼女のなやみはどうやら解決されたようだった。僕たちの関係も進展したかに思えたのだけど、この相談がきっかけでどうやら僕は彼女のとんでもない”秘密”に近づいてしまったようで!? 僕と彼女の非日常系おなやみ相談日常ラブコメ開幕!

著者は雪瀬ひうろ先生。イラストは籠目先生。雪瀬ひうろ先生は第1回カクヨムWeb小説コンテストにて「特別賞」を本作で受賞されている作家です。本作は想いを寄せる彼女の相談を聞くことから始まるラブコメディ作品のようですね。試し読みでは約45ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

――想いを寄せていた少女は、アホの子でした

主人公はクラスメイトの愛原そよぎに恋する僕こと、渡辺幸助。彼女とはまともに会話をしたこともなく、ただ目で追いかけるだけの日々を過ごしていました。そんなある放課後、どこか辛そうな表情を覗かせる彼女に耐え切れず、「なやみごとでもあるのか」と主人公は声をかけるのです。独特の悩みである、滅茶苦茶なことを言う、と遠回しの拒否に折れることなく、主人公は彼女からなやみごとを聞き出します。その悩みとは「時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?」というもので……。

あまりにも突拍子がない悩みに一瞬理解が追いつかなかった主人公でしたが、辛うじて踏みとどまり、あらためて彼女の悩みを聞くことになります。すべては魔法少女の妄想話だと取り繕う彼女からは、ボロボロと聞いちゃいけない秘密が次々に暴露されるのですが、華麗にスルーする主人公。人より少しだけ頭の回転がゆったりしている、美少女であること以外に取り柄がない、『運が良い』らしい。愛原そよぎはその見た目からは想像もできない、おっとり系脳筋女子だったのです。

そんな突拍子もない相談。それでも主人公は真剣に「時を止める能力者にどうやったら勝てると思う?」の問いに対する答えを考えます。難しい話についてくることができない彼女にできるだけわかりやすく伝えながら、主人公は愛原そよぎの相談を受けることになっていくのです。愛原そよぎに想いを寄せる主人公と、自分が美少女であるということだけは把握しているアホの子・愛原そよぎの相談系ラブコメディですね。

試し読みでは、「○○する能力者にどうやったら勝てると思う?」という相談が何度か行われるところまでが公開されています。圧倒的なコメディ要素に溢れた作品のようなので、笑いたい読者にはオススメできる作品になるかもしれません。二人の相談がこれからどのように発展していくのか、アホの子である愛原そよぎに主人公は想いを寄せ続けることができるのか、楽しみですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©雪瀬ひうろ/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:籠目

[関連サイト]

『愛原そよぎのなやみごと』特集ページ

ファミ通文庫公式サイト

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