【日刊試読タイム】『魔王城のシェフ 黒竜のローストからはじまる異世界グルメ伝』(ファミ通文庫)

左手が痛い。腱鞘炎っぽいかも。

さて、今回はファミ通文庫が2017年4月28日に発売する『魔王城のシェフ 黒竜のローストからはじまる異世界グルメ伝』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

黒竜を倒したことで魔王ルイーナに捕まった流浪の料理人シイガ。だが彼の作る「黒竜のロースト」を気に入った魔王は言い放つ「我のものになれ料理人!」。こうして断っても死、不味いものを作っても死、という制約のなか彼女のために料理を作る日々が始まった! さらにシイガは魔王に反発する魔族を次々に料理で籠絡する一方、勇者とも共闘するほどの仲になってしまい――。戦力でも料理でも魔王軍最強となった料理人によるグルメファンタジー、開幕!

著者は水城水城先生。イラストはartumph先生。水城水城先生は第14回えんため大賞「優秀賞」を『サイコメ』にて受賞し、ファミ通文庫を中心に活動されている作家です。昨年はラノベニュースオンラインにてインタビューも実施しています。本作は一人の料理人が魔王と出会ったことから始まるグルメファンタジーのようですね。試し読みでは約55ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

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痴女が女王してるとか、どんなハレンチ種族――あばばばば!?

主人公は料理を探求するため旅をする流浪の料理人シイガ。五年の修業の後、師匠の元を去って旅するシイガは黒竜に襲われることになりますが、難なく討伐してしまいます。食材としての魅力に抗えず、早速処理を始めようとするシイガの背後に、突如裸同然の格好をした一人の女性が現れるのです。驚愕した様子の女性を安心させようと善意で状況を説明した途端、襲われることに。自分が何かしてしまったのか、その問いに裸同然の痴女は言うのです。「お前がクロを殺した」と。

現れた女性の正体、それは魔族であり、女王であり、すなわち魔王であるのだと。決して痴女ではないのだと。彼女の配下であったクロを殺してしまったものの、魔王ルイーナに対して必死に敵意がないことを伝えるのです。襲われたからやり返したんだけど、仮に襲われなくても殺してたよね、と。再び憤怒を買う寸前で、その目的が料理にあることを告げます。それは生まれてこのかた三百年、食事を摂る必要がなかった魔族のルイーナにとって、衝撃的な言葉で。命を懸けてまで挑む料理とは果たしてどんなものであるのか、興味を抱くきっかけには十分だったのです。

シイガは痴女呼ばわりしていた魔王の「暇潰し」によって命を助けられ、その命をチップに料理を作ることになります。料理の根本的な常識が欠如しているルイーナが、下ごしらえや食材の扱い方を注意するシイガに食って掛かるシーンも見どころのひとつです。寿命という概念がない魔族にとって、世界の侵攻の目的と同じく、あくまで「暇潰し」という位置付にあることは変わらないわけですが。

試し読みでは料理を食べ、専属の料理人になれと告げた魔王に、シイガが断りをいれるもすぐさま却下されるところまでが公開されています。料理の腕で魔王を魅了したシイガ。命は助かったものの、修行には終止符を打たざるを得ないのか、料理探求の旅の行方も気になるばかりです。料理を軸に織り成す痴女魔王と料理人の物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©水城水城/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:artumph

[関連サイト]

『魔王城のシェフ』特集ページ

ファミ通文庫公式サイト