【日刊試読タイム】『アストロノーツは魔法を使う』(電撃文庫)

外を不気味な羽音が舞う季節になりました。こえー。

さて、今回は電撃文庫が2017年5月10日に発売する『アストロノーツは魔法を使う』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

人類が宇宙へ進出して幾星霜。数多の困難に直面しながら、それらを乗り越える力となったのが≪魔法(マギクラフト)≫の力だ。通常、ごく一部の女性のみが持つとされる魔法の才能を導き、宇宙開発を担う人材≪宇宙魔法士(アストロマージ)≫を育成する教育機関≪アリストテレス≫。そこへ向かう軌道エレベーターの中で異星幻獣の襲撃を受け瀕死となった早霧零は、英雄と称えられる宇宙魔法士ギア・リボルヴァと邂逅する。戦いで致命傷を負ったギアが魔法で救えるのはどちらか一人――結果、英雄を犠牲に助けられた零は、史上9人目の男性の宇宙魔法士として覚醒する――!!

著者は天羽伊吹清先生。イラストはけけもつ先生。天羽伊吹清先生は第17回電撃小説大賞「電撃文庫MAGAZINE賞」を『シースルー!!』にて受賞し、デビューされた作家です。本作は宇宙に叶わぬ想いを馳せていた少年が、壮絶な形でその手段を手にして始まる物語ですね。試し読みでは約50ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

一人の英雄の命と未来を引き換えに、宇宙への道を手にした少年の物語。

主人公は宇宙に想いを焦がす少年、早霧零。小型救命艇で宇宙を漂流していた赤子。それが零であり、自分が「何処」の「誰」なのか、宇宙を進む先に見つけることができるのではないかと夢を馳せつつも、その願いが叶うことはないのです。宇宙開拓から実質二十数年で太陽系を制覇した人類には、新世代と呼ばれる特別な宇宙飛行士の存在があったのです。そして、それは女性に多く発現する力であり、宇宙飛行士という門扉は最初から、男である零には開かれていなかったのです。

零はそんな兄に代わって宇宙飛行士を目指す義妹・早霧初の付き添いとして、宇宙飛行士たちの育成を目的とする宇宙学園都市コロニー「アリストテレス」に向かっていたのです。どうしても諦めきれない想いを抱きながら、それでも彼女の入学を見届けるだけのはずだった旅路。かくしてそれは、人類の敵とも呼べる存在によって儚くも終わりを迎えることになってしまうのです。軌道エレベーターのゴンドラ近くに出現した、一体の「異星幻獣」によって。

アリストテレスの英雄と呼ばれる宇宙飛行士「朱のIII」の介入も、特殊な「異星幻獣」によって「朱のIII」もろとも、零と初の乗るゴンドラは攻撃にさらされてしまうのです。致命傷を負った英雄ギア・リボルヴァは、自身が吹き飛ばされたゴンドラで少年と少女の姿を目に映すことになります。正真正銘、その身を挺して初を守った零の姿。自分の死をただ迎え入れようとしていたギアは、その光景に少女へとある提案を持ちかけるのです。他の誰かを犠牲にしても、その行為を悪だと呼ばれても、彼を助けたいか、と。

試し読みではこの時代、この宇宙で、新世代の宇宙飛行士たちが使う魔法によって、零の命が繋ぎとめられたところまでが公開されています。そして零は自分が助かった真実を知ると共に、一人の英雄の命と引き換えにして、史上九番目の男の新世代としての立場を得ることになるのです。受け継がれた命と未来、宇宙を舞台にした物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©天羽伊吹清/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:けけもつ

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