【日刊試読タイム】『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(ファンタジア文庫)

暑寒い感じがするこの過ごしにくさたるや。

さて、今回はファンタジア文庫が2017年5月20日に発売する『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

終末の魔女と双剣の騎士が刃を交わすとき、物語は廻り出す――「降伏しろ」「降伏なさい」帝国最強の剣士イスカ。皇庁が誇る魔女アリス。二大国が激突する戦場で二人は出会い、共鳴しながらも敵対する。追い求める理想の世界のために。細音啓、渾身のヒロイックファンタジー!

著者は細音啓先生。イラストは猫鍋蒼先生。細音啓先生は第18回ファンタジア大賞を経てデビュー後、ファンタジア文庫をはじめMF文庫Jやガガガ文庫など多数のレーベルで活躍されている作家です。本作は長らく戦争を続ける二つの国に、それぞれの理想を抱く少年と少女を描いたファンタジー作品のようですね。試し読みでは約90ページが公開されています。挿絵も4枚確認できるので、早速チェックチェック!

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ここで諦めたら、誰がこの戦争を止めるんだ!

主人公は帝国に属する黒鋼の後継者イスカ、そして皇庁の次期女王候補でもある氷禍の魔女アリスの2人のようですね。世界の覇権を握り、栄華を極めていた帝国はある日、『星霊』と呼ばれる未解析エネルギーと遭遇することになります。星の深部から噴き出すエネルギーはやがて人間に憑依し、不気味な痣と超常の力を与え、『星霊』を宿した人間は「魔女」や「魔人」と呼ばれ畏怖されるようになるのです。『星霊』との遭遇は、奇しくも帝国内における迫害の引き金となり、争いの末、新たな国の誕生と長きに渡る戦争へと繋がっていくことになります。

それから100年、「魔女」や「魔人」の根絶を掲げる帝国と、かつての迫害に対する復讐に取りつかれたもうひとつの国家「ネビュリス皇庁」による戦争は、長き時を経てなお、終結の気配はありません。そして帝国最高の戦力であり、史上最年少の使徒聖でもあったイスカが引き起こした魔女の脱獄事件を皮切りに、時代は少しずつ動こうとしていたのです。かくして国家反逆罪に問われたイスカはその1年後、とある魔女の打倒という任と引き換えに、恩赦として釈放されることになるのです。

星霊使いとの争いは帝国の兵器を錬磨させ報復を促し、そしてその報復と繰り返され、終わりなき戦いと化しているのです。この戦争は悪循環以外のなにものでもないことをイスカ、否――イスカたちは何とかしたいと考え、打倒を任ぜられた魔女の捕縛に動こうとします。それは和平交渉へと繋げるために。かくして前線へと送られたイスカは、戦場で規格外の魔女アリスと出会うことになるのです。星の力を遮断する黒剣と、星の力を再現する白剣を手にしたイスカの、戦争を終わらせるための物語がここから始まるのでしょう

試し読みでは、黒鋼の後継者イスカと氷禍の魔女アリスが戦場で邂逅するところまでが公開されています。戦争の終結を願うイスカ、世界統一の先にある恒久的な平和を願うアリス。立場も国も異なる二人の出会いが、100年以上続く戦争にどのような変化をもたらすことになるのか注目せざるを得ません。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©細音啓/KADOKAWA 富士見書房刊 イラスト:猫鍋蒼

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