【日刊試読タイム】『世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮 冒険者世界も不景気です』(MF文庫J)

5月なのに夏……。

さて、今回はMF文庫Jが2017年5月25日に発売する『世界最強の人見知りと魔物が消えそうな黄昏迷宮 冒険者世界も不景気です』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

迷宮の魔物を狩り、資源を得ることで発展した『冒険者の国』ローゼンガルド帝国。しかし、安価で手軽な蘇生魔法の開発、Lvに応じた適切な狩り場案内。効率的な迷宮攻略は冒険者を激増させ、魔物を激減させた。魔物が枯渇すれば経済的破綻は間違いない。この危機に1人の新米騎士と3人の人間的にはダメすぎる天才が集められた!「ほんっとうに、このPT、なんで、こんなひとばっかりなんですかあああああ!」新米騎士・ティルムは、冒険者ギルド、商人組合、神殿連盟を代表する一方で人としては問題しかない3人の天才達をまとめあげ『人工迷宮計画』を成功させることができるのか? これは世界の危機に立ち向かうPTの、ダンジョンと日常の物語である。

著者は葉村哲先生。イラストは鳴瀬ひろふみ先生。葉村哲先生は第4回MF文庫Jライトノベル新人賞にて「佳作」を受賞してデビューし、『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌』など人気シリーズを手掛けている作家です。本作は迷宮が経済を発展させたがゆえに訪れた経済破綻の危機を回避するべく、4人のパーティが奔走する物語のようですね。試し読みでは約70ページが公開されています。挿絵も3枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

貧乏くじだあああああああああああ!!!

主人公は帝国騎士団の新米騎士、ティルムを中心としたパーティでしょう。「迷宮とは無限の宝物庫である」そんな言葉が長らく、現在に至るまで続くローゼンガルド帝国は、大きな危機に直面しつつあったのです。花形と言われる冒険者が人口の4割を占め、彼らが迷宮から持ち帰ってくることでいまや魔物素材の一大産地。帝国の経済はその効率からも迷宮以外の生産を駆逐してしまうほどに成長していたのです。が、そのツケがじわりじわりと巡ってきていたのです。魔物素材が採れなくなった迷宮の存在。すなわち「枯れた迷宮」が急速な勢いで増えつつあったのです。

新米騎士ティルムは、帝国騎士団入団初日に第四皇女の華麗なる土下座のもと、帝国が瀕している危機と、その危機を回避するための計画「人工迷宮計画」について聞かされることになるのです。いまや増えすぎたとも言える冒険者の迷宮への立ち入りを制限することも、冒険者の数を減らすことも現実的ではありません。そこで帝国騎士団と神殿連合、商人組合、冒険者ギルドの4つの組織は協力し、人口の迷宮製作を推進することにしたのです。

そして、各組織から集まる優秀だけど問題のある人物の取りまとめ役を、お人好しで謙虚な性格を買われ、貧乏くじとして引かされてしまうことになるのです。コミュニケーションが苦手で喋りすぎると吐き気を催す最高峰の冒険者、皮肉を利かせた発言に終始する天才神官、お客に媚びすぎて行き遅れているネコミミ装着商人など、もはや癖しかないメンバーの指揮を執るのです。魔物を討伐するわけではなく、迷宮を踏破するわけでもなく、お宝を狙うわけでもない。パーティに課せられた使命は魔物の保護、捕獲、管理なのです。

試し読みではたとえ雑魚の魔物でも、倒すのは簡単なのに掴まえることは難しい。ティルムをはじめとした各メンバーが思い知るところまでが公開されています。様々な利害関係のもと、4つの組織から集められたメンバーが、世界の危機へと挑む物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©葉村哲/KADOKAWA メディアファクトリー刊 イラスト:鳴瀬ひろふみ

[関連サイト]

MF文庫J公式サイト