【日刊試読タイム】『虚ろな暗殺者と究極の世界人形』(ファミ通文庫)

天候が蒸し風呂状態になってきました。

さて、今回はファミ通文庫が2017年6月30日に発売する『虚ろな暗殺者と究極の世界人形』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

自堕落な遊び人だが、凄腕の暗殺者でもある青年ユグノー。二体の魔法人形を使った彼の暗殺の成功率は九割九分九厘を超える。しかし、幾ら裏家業で金を稼ぎ、贅沢をしようとも彼は満たされなかった。そんなある日、彼が引き受けた超高額な依頼のターゲットは一騎当千の巨大人形を操るファガラゥシュ王国の王女パルミラ! ユグノーはこの依頼をきっかけに大きな野望に巻き込まれてしまい――!? 魔法人形使いたちが究極の人形を巡って繰り広げるバトルファンタジー開幕!!

著者は舞阪洸先生。イラストは光姫満太郎先生。舞阪洸先生についてはこちらの日刊試読タイムの記事で紹介しているので参考までに。本作は若くして凄腕の暗殺者として生きるも、満たされない日々を送り続けている青年の物語のようですね。試し読みでは約50ページが公開されています。挿絵も3枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

暗殺の成功率は九割九分九厘。失敗はただの一度だけ。

主人公は五年以上も殺し屋稼業を営む青年ユグノー・ユゥラシカ。請け負った暗殺の仕事を失敗したのはただの一度だけであり、業界でも三本の指に入るといわれる凄腕の暗殺者なのです。人と人形が共にある世界で、通常は一体しか繋がれない魔法人形(マジカロイド)を二体と繋がることができるユグノーの存在はまさに特異であり、並はずれた特性と特技を持った双子人形の存在もまた、ユグノーが凄腕の暗殺者たる所以でもあったのです。

次第にユグノーのもとには高額の暗殺依頼が舞い込むようになるわけですが、依頼料が高額になればなるほど、その相手は暗殺しづらくなるわけです。もっとも、そんなことは百も承知のユグノーは、持ち込まれたとある商会の会頭の暗殺依頼を受けるのです。そこには些かの拍子抜けと、ちょっとした想定外があったものの、ユグノーは依頼を成功させ、高額の報酬を手にします。そして、彼はいつものように打ち上げに興じるのです。

仕事を成功させては繰り返す馬鹿騒ぎ。気の滅入る暗殺という仕事、だからこその馬鹿騒ぎでの憂さ晴らし。もっとも、ユグノーの心が馬鹿騒ぎなどで盛り上がることはなく冷めきっていく心はもはや自分が何のために生きているのかもわからなくなるほどで。だからこそなのか、ユグノーが繋がる双子人形のジェミニ・レミとジェミニ・レイの人間くささはどこから来ているのか、ユグノー本人でさえ不思議なくらいだったのです。

試し読みでは多額の報酬を馬鹿騒ぎにつぎ込んだユグノーのもとへ、再び新たな依頼が舞い込むところまでが公開されています。その依頼はユグノーがこれまで受けてきた仕事と比較しても破格ともいえる金額で。決して埋まることのない虚しさを抱えながら暗殺稼業に身を置く主人公と、そんな彼の生きがいになる存在が現れないかと願う二体の人形。あらすじにも書かれている通り、この先に訪れる依頼(出会い)が、ユグノーに何をもたらすのか注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©舞阪洸/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:光姫満太郎

[関連サイト]

『虚ろな暗殺者と究極の世界人形』特集ページ

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