アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の追加キャストに子安武人さんなど ワールドプレミアイベントの公式レポートも到着

2018年1月より放送開始となるKAエスマ文庫発のアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の追加キャスト情報が公開された。新たなキャストとしてクラウディア・ホッジンズ役を子安武人さん、ギルベルト・ブーゲンビリア役を浪川大輔さんなどが担当する。あわせて、アメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2017」の第1話ワールドプレミア上映イベントの公式レポートも到着した。

想いを綴る、愛を知るために。

【ストーリー】

ヴァイオレットには戦場で聞いた忘れられない言葉があった。それは、彼女にとって誰よりも大切な人から告げられた言葉。「―――」 彼女はその意味を理解できずにいた。とある時代のテルシス大陸。大陸を南北に分断した四年間にわたる大戦が終結し、人々は新たな時代を迎えつつあった。かつて「武器」と呼ばれた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦場を離れCH郵便社で新たな人生を歩み始めようとしていた。彼女はそこで相手の想いをすくい上げ言葉を紡ぐ「自動手記人形」という仕事に出会い、心を動かされる。自動手記人形として働き始めたヴァイオレットは、人の心と向き合いながら、さまざまな感情や愛のかたちに触れてく。あの時の、あの言葉の意味を探しながら。

【キャスト】

ヴァイオレット・エヴァーガーデン: 石川由依

クラウディア・ホッジンズ: 子安武人

ギルベルト・ブーゲンビリア: 浪川大輔

カトレア・ボードレール: 遠藤綾

ベネディクト・ブルー: 内山昂輝

以下は、オフィシャルレポートとなる。

2018年1月より放送と世界配信が発表されている、京都アニメーション制作によるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。本作の第1話ワールドプレミア上映が、アメリカのロサンゼルス・コンベンション・センターで開催のAnime Expo 2017にて、現地時間の7月2日(日)14時から行われた。

開場前から長蛇の列ができ、会場は満員となり約3500名が集まった。MCの呼び込みで、監督の石立太一、ヴァイオレット・エヴァーガーデン役の石川由依、OP主題歌を担当するTRUEがステージに登壇。アメリカの熱烈なファンたちに大きな拍手で迎えられた。

石立監督「日本の京都からやってきました、監督の石立と言います」

石川さん「Hello, Anime Expo! Thank you. My Name is Yui Ishikawa. I am the leading voice actress of Violet Evergarden.(日本語訳:こんにちは、Anime Expo! 私の名前は石川由依です。ヴァイオレット・エヴァーガーデンを演じています)今日はたくさんの皆さんに上映を観ていただけるのをすごく楽しみにしていました! ぜひ最後まで楽しんでいってください!」

TRUEさん「Hello AX! My name is TRUE. I sing Opening theme song of anime “Violet Evergarden”. I will sing Opening theme song “Sincerely”.(日本語訳:こんにちは、AX! 私の名前はTRUEです。「ヴァイオレット・エヴァーガーデンのOP主題歌を歌っています。この後、OP主題歌の「Sincerely」を歌います!」)

MCの掛け声とともに大歓声があがり、第1話ワールドプレミア上映がスタート。先ほどの大歓声から一転、会場は静まり返り、観客たちは固唾を飲んで映像を見つめ、シーンによっては歓声が湧いた。上映が終わると同時に、大きな拍手と歓声が贈られ、再び石立監督、石川さん、TRUEさんの3名がステージに上がった。監督から観客へ「みなさん楽しんでいただけましたでしょうか?」と投げかけると、観客は再び大きな歓声と拍手で答えた。

続くQ&Aコー ナーでは、MCから「どのような思いでこの作品を作られていますか?」という石立監督への質問があり「ヴァイオレットって赤ちゃんみたいなキャラクターだと思っています。その赤ちゃんが成長していくところを、みんなで見守っていけるような作品になればいいなと」と答えた。また「ヴァイオレットというキャラクターをどのように捉えていますか?」という石川さんへの質問に対しては、「とても無垢な女の子です」とコメント。また「ロスに来てみていかがですか?」という質問に対しては、石立監督が「京都が蒸し暑いので、こちらはすごくカラッとしていて過ごしやすく、しばらく滞在したいと思っているんですけど……明日帰ります」と笑いを誘った。石川さんは「食事のサイズが大きいことに驚きました。お腹いっぱい食べられて、日本ではあまりできない持ち帰りもできるのですごくいいところだなと思いました」、さらにTRUEさんは「昨日はオフで、メルローズでショッピング、サンタモニカのビーチで遊ぶことができたのですが、楽しかったです」と答えた。

観客からの質問コーナーでは、「京都アニメーションさん、来てくれてありがとう。1話ではどのような印象を残そうと思って作ったのでしょうか?」という質問に対して、石立監督が「ヴァイオレットは、言葉の意味はわかるけど、実感できない。そういうキャラクターなんです。無垢な状態の美しさというものを伝えられたらと思っていて、1話ではそのゼロの状態をお見せしました」と答えた。

LIVEコーナーとなり、TRUEさんがさきほど1話で流れたばかりのOP主題歌「Sincerely」を熱唱。観客もペンライトを振りTRUEさんの歌声に聴き惚れていた。最後に3人から、会場に来てくれたファンの方たちへそれぞれ挨拶した。

TRUEさん「OP主題歌「Sincerely」を作るにあたって、言葉を伝えるということをすごく考えました。初めて言葉を覚えた頃からたくさんの言葉を覚えてきて、“愛している”や“ありがとう”という言葉があまりに普通になっていたということに気がつきました。でもそういった言葉ってとても大切なんです。こうして皆さんに直接「ありがとう」と伝えることもそうなのですが、このアニメや音楽を通して、そういった言葉がとても大切だということを伝えたいと思います」

石川さん「『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を初めて観てくださった皆さんが、とても温かく迎えてくださって嬉しかったです。素晴らしい映像、音楽、歌に負けないように声優として私も収録を頑張っていきたいと思います。ぜひ親のような気持ちでヴァイオレットのことを見守っていてください。またAnime Expoに来たいと思っているので、応援お願いします!」

最後に、石立監督が「世界で初めて、このAXでこの作品を皆様に観てもらえて良かったなと思います。皆様の期待に応えられるように、この先のエピソードも頑張って制作していきたいと思います。これからもよろしくお願いします」とコメントしワールドプレミアを締めくくった。

ワールドプレミアにて約3500人の大観衆の前での先行上映となった本作は、2018年1月放送、世界配信が予定されている。

©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

[関連サイト]

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』原作公式サイト

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式Twitter

KAエスマ文庫公式サイト

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