【日刊試読タイム】『ミス・アンダーソンの安穏なる日々 小さな魔族の騎士執事』(電撃文庫)

雨が降っても涼しくならないです。

さて、今回は電撃文庫が2017年7月7日に発売する『ミス・アンダーソンの安穏なる日々 小さな魔族の騎士執事』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

魔族と人間が永く争い続ける世界――誇り高き騎士執事の血統に連なる魔族の少年アーティは、主からある使命を受ける。それは人間界に潜入し《魔族殺し》の二つ名で畏怖される人類最強の女傭兵アンナ=L・アンダーソンを“抹殺”すること――だったのだが、ひよっこの彼は呆気なく生け捕りに……。見逃すための交換条件としてアンダーソンが提示したのは、“身の回りのお世話”だった!? 美味しい料理の用意、お部屋のお掃除、挙句の果てにベッドの上では抱き枕……クツジョクな日々の中、果たしてアーティは任務を無事遂行できるのか!?「では頑張って、わたくしを殺してくださいましね」 ぐーたら最強女傭兵VS少年羊執事。おねショタファンタジー、ここに開幕!

著者は世津路章先生。イラストはフカヒレ先生。世津路章先生は本作をWEBや同人で展開されていた作家です。本作は最強の女傭兵の抹殺任務を言い渡された魔族の少年執事の物語のようですね。試し読みでは約55ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

抹殺するのです! 我らのにっくき仇を……!

主人公は魔界から人間界へやってきた魔族の少年、アーティフェルド=R=S・キュイエールこと、アーティ。騎士執事の由緒ある血統の一族として祖父に鍛えられてきた(逃げ回っていた)少年は、戦闘面はからっきしの家事万能という見習い真っ只中。そんなアーティは主人に呼び出され、一人前には程遠いはずにも関わらず「一人前」を言い渡されることになるのです。そして主人はあたふたするアーティに対して、とある任務を言い渡します。

アーティに渡されたのは一枚の写真。そこには一人の人間の女性の姿。それは魔族がもっとも恐れ、もっとも忌むべき存在。【魔族殺しのアンダーソン】をはじめとした多くの異名を持つ、人間界最強の女傭兵、アンナ=L・アンダーソンだったのです。驚き叫ぶアーティに、主人は任務を言い渡します。彼女を抹殺せよ、と。アーティほどの適任者はいないのだ、と。

戦闘能力皆無の騎士執事には荷が重すぎる任務を言い渡されたアーティは、かくして模擬能力で羊に化け、人間界に赴きます。晴れてアンナの家まで無事に辿り着いたものの、抹殺の遂行手段をまるで考えていなかったアーティは、とりあえず裏手にある勝手口から家の中に侵入を試みるのです。うまいこと侵入に成功したアーティが調子づいたのも束の間、鼻を突いたのは強烈な悪臭。勝手口の先に広がる台所は食品の墓場と化しており、内部に侵入すればするほどその惨状がつまびらかになっていくのです。魔族にもっとも恐れられていた女傭兵の家は、汚部屋、もとい汚宅だったのです。

試し読みでは与えられた任務をすっかり忘れるほど掃除に没頭したアーティが、帰宅したアンナと対面してしまうところまでが公開されています。「殺せー!」と連呼するアーティ。アンナはなぜ魔族はアーティを刺客として送ってきたのか、その理由を知るためにも、自身を抹殺するためにこの家での住み込みをアーティに提案するのです。少し単純で泣き虫な魔族の騎士執事(一人前)の少年と、最強の女傭兵との「抹殺任務」を間に挟んだ物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©世津路章/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:フカヒレ

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