オリジナルインタビュー「ラノベの素」。葉巡明治先生『嘘つき天使は死にました!2』

オリジナルインタビュー「ラノベの素」。今回インタビューさせていただいたのは「嘘つき天使は死にました!」で、第10回スーパーダッシュ小説新人賞特別賞を最年少18歳で受賞した葉巡明治先生です。

嘘つき天使は死にました! 2

葉巡明治 イラスト/しらび

あらすじ

夏彦は、天使こと秋空と再会を果たしたものの、秋空には夏彦と過ごした記憶が全て消えていた。

新たに始まった日々を過ごしていく中で、少しずつ彼女とのすれ違いを感じ始める夏彦。

秋空が何故帰ってきたのか、どうして秋空に記憶がないのか、分からないことだらけの内に、皆でペンションに宿泊することが決定してしまう。

ペンションでは『秋空の先輩』と名乗る天使、九葉と新たに出会い、交流を深めていく夏彦と秋空だったのだが、その時、夏彦のもとに謎の手紙が届けられる。

そこには『アキソラを殺したい』と記されていた。

葉巡明治プロフィール

葉巡明治。好物は塩辛いもの。普段はよくしらびさんの絵に腰をぬかしています。妄想したり書き留めたり記録に残したりするのが好きです。

――本日はよろしくお願いします。この度は受賞おめでとうございます。

ありがとうございます! まだまだ未熟な身ですが、これから頑張っていきます!

――読者の皆さんへ簡単な自己紹介と、どんな学生時代を過ごしていたかを教えてください。

初めまして、葉巡明治と申します。苗字は『はまわり』と読みます。

高校では恥ずかしい話、あまり真面目な生徒ではなかったかもしれません。というのも金髪に染めてオラオラしていたわけでもなくて、そんな度胸もないのですが、とにかくよく授業中に寝ていました。親と先生には本当に申し訳ない……。放課後に生徒会の仕事を手伝ってたことが数少ない誇りです。

――受賞の知らせを聞いたときはどんな気持ちでしたか?

大学の入学式帰り、晩ご飯時にちょうどかかってきました。この日のことは忘れられません。まだ部屋着にもなっていないスーツ姿で電話を受けて、その最中は震えてたと言うか、振動してたそうです(弟談)。

――振動してたんですか(笑)。受賞後最初に何をして、誰に伝えましたか? 

受賞前は、もし受賞しても誰にも言わず黙っていようと思っていたんですが、やっぱり電話をいただけたときはすっごく嬉しくて! すぐ話しちゃいました。

僕が受賞を告白した際、家族の反応は確かこんなだったと思います。

僕「受賞! 小説賞で受賞した!! イェェェェェア!!」

母「カレーできたよ」

弟「今日カレー!? よっし!!」

父「おー、カレーか!」

僕「うん、カレー食べよう!」

みんな喜んでくれました。

カレーに。

――カレーに負けちゃってますね(笑)。受賞までの投稿歴は長いのですか? 初めて小説を書いたのは?

小説を初めて書いたのは小学四年生くらいでした。内容は剣と魔法の冒険スペクタクル的な何かだった気がします、プリントアウトして家族みんなに読ませてしまったりしてた気もします。あとでクッションに顔をうずめて足をジタバタさせようと思います。

ちなみに内容です。主人公は敵を倒し故郷を守るために、日夜厳しい訓練を繰り返しているという設定でした。作品の冒頭は主人公のセリフから始まります。「今日の訓練は腕立て伏せ60回、腹筋50回だ!」とのことです。故郷を守る気があるのでしょうか。

……で、でもすごく当時書くのが楽しかったのは覚えていますし、作品にも愛着がありますよ!

本格的に書き始めたのは、中学二年生のクリスマスからです。それからしばらくはネット小説に落ち着いていたんですが、どうせならと公募も開始してみました。初投稿は確か高校二年生にファミ通さんのえんため大賞に送らせてもらったもの……だったはずです!(内容は死後の世界舞台の短編連作日常系でした)

そこから色んな所に何度か送らせて頂くうちに1次、2次、3次落ちと段階を昇って、今回ありがたいことに、スーパーダッシュ文庫で受賞させていただくことになりました。

――夢がかなったんですね。今まであきらめようと思った事はありますか?

今のところは無いです。やっぱり楽しくて、好きでやっていることを前提で書いていきたいと思うんです。そのほうがきっと楽しい作品が書けるかななんて、勝手に考えてて……。

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