【日刊試読タイム】『神獣<わたし>たちと一緒なら世界最強イケちゃいますよ?』(ファンタジア文庫)

雨が降れば夜は窓を開けたまま寝られるようです。

さて、今回はファンタジア文庫が2017年7月20日に発売する『神獣<わたし>たちと一緒なら世界最強イケちゃいますよ?』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

強くて可愛い神獣と歩む、イチャラブ最強ロード! 最強の拳闘士を目指す少年・ディオスが選ばれた職業は、女性しかなれないはずの「神獣使い(サマナー)」だった! とりあえず神獣娘を召喚してみたものの、超強い彼女たちは珍しい男神獣使いに興味津々で――

著者は福山陽士先生。イラストはおりょう先生。福山陽士先生は第29回ファンタジア大賞にて『殴りサマナと呼ばないで』にて入選、改稿・改題してデビューされる作家です。本作は拳闘士として育てられてきた少年が、女性しかなれないはずの「神獣使い(サマナー)」となってしまうことで始まる物語のようですね。試し読みでは約60ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

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ここに男の神獣使い(サマナー)が誕生する――。

主人公は拳闘士の道場の子として育てられてきたディオス・ソマ。拳闘士として実力こそ大成していなかったものの、自分の適性は拳闘士だと疑っていなかったのです。そんなディオスは大会で優勝した者のどんな願いも神が叶える十年に一度の異種格闘技大会「スリアンヴォス」に参加するため、「事前大会(モナーフェス)」への出場手続きを行っていたのですが、受付の列が突然止まってしまいます。その原因はディオス・ソマその人だったのです。

焦るディオスに受付の女性は不審な目を向けることになります。記入したエントリーシートの職業と、身体検査における職業の不一致。拳闘士で申請したディオスでしたが、身体検査の結果は「神獣使い(サマナー)」であると判定されてしまうのです。ディオス自身、この結果に信じられるはずもなく、なぜなら「神獣使い(サマナー)」はこれまで一切の例外なく女性のみの職業として知られていたからなのです。誰もが納得の表情を浮かべられないまま、ふいにディオスがつぶやいた「いでよ、神獣」の言葉に、検査結果の正しさを証明するかのように神獣が召喚されてしまうのです。

召喚された神獣たちも、召喚者が男であることに驚きを隠せない一方で、男の人に興味津々で。さらに通常では一体だけの召喚にも関わらず、四体同時の召喚。例外に次ぐ例外に混乱したまま、男の「神獣使い(サマナー)」が爆誕することに。ディオスも理解が追いつかず、流されるままに拳闘士ではなく、「神獣使い(サマナー)」としてのエントリーが決定。夢でも幻でもなく、神獣たちは確かにディオスの前に実在したのです。

試し読みでは、獣型から人型に姿を変え、三体の神獣たちがその力の片鱗を見せる中、一体だけ落ちこぼれの神獣であることが明らかとなるところまでが公開されています。これから一緒に強くなろうというディオスの言葉に頷きながら、史上初の男の「神獣使い(サマナー)」と神獣たちの物語がスタートします。神獣たちと触れ合い心を通わせ絆を深める共鳴術も、人型でしか発動しない条件が重なるなど、本作の見どころのひとつとなるでしょう。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©福山陽士/KADOKAWA 富士見書房刊 イラスト:おりょう

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