【日刊試読タイム】『二周目の僕は君と恋をする』(ファミ通文庫)

気温が下がっても湿度が病的なレベルで下がらない in 東京。

さて、今回はファミ通文庫が2017年7月29日に発売する『二周目の僕は君と恋をする』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

高校三年の夏、常磐茉莉は消失した。生まれてはじめて、好きになった女の子だった。そんなつらい現実を受け止められないまま二十歳の誕生日を迎えてしまったある日、なぜか二年前の春に時間がもどっていた。当たり前に彼女と会える幸せをかみ締めながら、デート、告白と、一度目とは確実に違う行動を送るのだが……。タイムリミットは夏。なぜ彼女は消えたのか、彼女は予感していたのか。僕はもう二度と彼女を失いたくないんだ――。時を越えた二人の、奇跡のラブストーリー。

著者は瑞智士記先生。イラストは和遥キナ先生。瑞智士記先生は、第4回富士見ヤングミステリー大賞や第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞など複数の受賞歴を持ち、代表作には『星刻の竜騎士』などがある作家です。本作は高校三年の夏に突然消えた一人の少女と、唯一彼女のことを覚えている少年がタイムリープを経て、二度目の出会いを描くラブストーリーのようですね。試し読みでは約40ページが公開されています。挿絵は残念ながら確認できませんが、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

2017年7月31日(月)、物語は動き出す。

主人公はとある事件をきっかけに2年間引きこもり、20歳を迎えた神名崇希。引きこもりの原因は、高校三年の一学期末に起こった、一人の少女が姿を消した事件が引き金になっていたのです。一般的な失踪事件とは異なり、文字通り「消失」した同級生の少女、常盤茉莉。彼女の記憶と記録を自身以外の誰もが、2015年7月17日を契機に、失ってしまったのです。彼女の存在は妄想だったのか。否、彼女は確かに存在したはずだったのです。

彼女の存在を証明する痕跡は、彼女の髪留めただひとつ。常盤茉莉の消失と時を同じくして、彼女の髪留めが神名崇希の学校の机の中に混ざっていたのです。あらゆる物理の法則を超え、超常現象としか言いようがない出来事。ただ、それを理解してくれる人間は周囲におらず、部屋に引きこもるようになって2年、中学生の妹に追い立てられるように外へと飛び出した神名崇希は近所の交差点で車にはねられてしまうのです。そうして時は遡ることになるのです。

ベッドの中で目を覚ました神名崇希が見たもの。それはどう見ても小学生の姿である妹、細身といえる自分自身の身体、そしてスマホの画面に映し出される2015年4月16日(木)の文字。その信じられない超常現象は、神名崇希という一人の少年が、常盤茉莉という一人の少女と出会った日まで遡らせたのです。微かな希望と過去の記憶を手繰り寄せながら、もう二度と会えないと思っていた彼女との出会いを、結局好きだと伝えられなかった彼女への想いを、神名崇希はこの世界で、もう一度やり直すために走り出すことになります。

試し読みでは、神名崇希がタイムリープを経て、常盤茉莉と出会うところまでが公開されています。なぜ彼女は消えなくてはならなかったのか、彼女にその兆候は表れていなかったのか、彼女自身は自分自身の消失を予感していたのか、なぜ髪留めだけが自分の手元に残ったのか。二度目の世界で、彼女を二度と失わないために駆け抜ける時を超えた二人のラブストーリーに注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©瑞智士記/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:和遥キナ

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