【日刊試読タイム】『黒鋼の英雄王機ヴァナルガンド 巨大勇者、異世界に降り立つ』(MF文庫J)

なんだかんだで暑い日こそあれ、今年は冷夏なのかもしれない。

さて、今回はMF文庫Jが2017年8月25日に発売する『黒鋼の英雄王機ヴァナルガンド 巨大勇者、異世界に降り立つ』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

大企業の青年社長・神代楽徒とその一行は、彼が戯れとしてその財力と最新科学を駆使して作った超巨大バイク《フェンリル》とともに、見知らぬ世界《散華の七大地》に召喚されてしまう。彼らを召喚したのは、ドジッ子魔人少女・シャルノワル。彼女は自らの配下として召喚したつもりだったが、言葉が通じず対話もままならないため、楽徒は魔人や魔獣の討伐のために喚ばれたのだと勘違い。そこへ魔獣が現れ――楽徒は、超巨大バイク《フェンリル》を巨大なロボット《ヴァナルガンド》に変形。その圧倒的な質量とパワーで粉砕したのだった! これは異世界に蔓延る魔人や魔獣と戦う巨大変形ロボット《ヴァナルガンド》を操る楽徒と、魔人少女シャルノワルの物語。

著者はひびき遊先生。イラストはイセ川ヤスタカ先生。ひびき遊先生は、第15回ファンタジア大賞にて「準入選」を『天華無敵!』で受賞し、デビューされた作家です。本作は魔人の少女に異世界へと召喚された青年社長とその一行が織り成すロボット物語のようですね。試し読みでは約55ページが公開されています。挿絵も4枚確認できるので、早速チェックチェック!

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ドジッ子でポジティブすぎる魔人の少女、大型トレーラーに轢かれる。

主人公はポンコツ感漂う魔人の少女シャルノワルと、そんな彼女に召喚されることになる大企業の青年社長、神代楽徒の二人でしょうか。七つの浮遊大陸からなる世界を統べる魔人族。己の力を誇示するがために領地を奪い合う弱肉強食の世界で、魔人の少女シャルノワルは16歳となり「独り立ち」を迎えるのです。魔人は成人を迎えると治めるべき領地を与えられるのですが、シャルノワルに与えられた土地は地図にも載らない辺境の地。総人口は蛮族が100人未満、棲息魔獣もスライムのみ。他の魔人族に目を付けられてしまえば、陥落必至の土地であり、シャルノワルの人生は早くも詰む直前だったのです。

与えられる土地の質は魔人の強さに比例する。落ちこぼれのシャルノワルはそれでも精一杯生き延びようと自分の身丈を超える召喚魔法を行使することに決めるのです。彼女が唯一まともに使える、と言ってもこれまで役に立ったことが一度もない魔法。それでも彼女は自らの歌をのせて、召喚を成功させるのです。自分の願い通りにやってきた物体。かくしてその鋼鉄の物体は物凄い速度のまま出現し、シャルノワルを跳ね飛ばしてしまうのです。

そんなシャルノワルが呼び出した存在、それは大企業の青年社長・神代楽徒とその一行だったのです。若くして自動車の完全自動運転AIを完成させ、次の功績に大きな注目を集めていた若きカリスマ。そして楽徒はその「次」をお披露目すべく、乗っていた大型トレーラーごと、異世界へと召喚されてしまうことになるのです。そうして出会うことになる言葉の通じない魔人の少女。かくして、お互いに正しいコミュニケーションが取れないままのファーストコンタクトは、シャルノワルのポジティブ思考によって一歩進むことになるのです。

試し読みでは、神代楽徒とその一行が、トレーラーに轢かれた魔人の少女シャルノワルと邂逅を果たすところまでが公開されています。一発逆転を狙って行使した召喚魔法により呼び出された楽徒たちが、弱肉強食の魔人族が支配するこの大地でどのように行動するのか、シャルノワルの精一杯生きる決意と、どんな化学反応を起こすことになるのか楽しみな物語ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©ひびき遊/KADOKAWA メディアファクトリー刊 イラスト:イセ川ヤスタカ

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