【レポート】「ラストに渡 航氏も登場」 ガガガ文庫創刊10周年記念イベント『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』ステージ
2017年9月23日(土)に東京・秋葉原UDXで開催された「ガガガ文庫創刊10周年記念イベント」午前の部『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』ステージの模様をお届けする。2007年5月の創刊以来、ガガガ文庫初の大規模イベントには豪華ゲスト陣が登場。総合司会を江口拓也さんと田中あいみさんが担当し、本ステージには江口拓也さんを含む3人のキャストが登壇した。また、ステージラストには原作者である渡 航氏も登場するサプライズも行われた。
2017年9月20日に約2年3ヶ月ぶりとなる原作小説第12巻が発売となった『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』ステージでは、TVアニメで比企谷八幡を演じる江口拓也さん司会のもと、雪ノ下雪乃役の早見沙織さん、由比ヶ浜結衣役の東山奈央さんが登壇した。東山奈央さんは「ひさびさのやっはろーです」と、由比ヶ浜結衣のお決まりの挨拶を披露。アニメのダイジェスト映像が流れたりするなど、3人でアニメ2期を振り返った。
発売されたばかりの原作小説第12巻はアニメ第2期のラストシーンの続きにあたり、早見沙織さんも東山奈央さんも「まだ読んでいないので続きが気になる」と期待を膨らませて語った。アフレコ時の思い出について聞かれると、江口拓也さんが役に入り込みすぎて常に死んだ目をしてマイクの前に立っていたというエピソードを披露。また高い位置のマイクに届かず、ジャンプをしながらセリフに臨んだ東山奈央さんのエピソードに会場は大きく沸いた。
さらにステージでは久しぶりに揃ったキャスト3人の息がどれだけ合っているかに挑戦するゲーム「やはり俺たちの答えは食い違っていない。クイズ」も行われた。3人が同じ回答を目指して、由比ヶ浜結衣の挨拶の決まり文句「やっはろー」の夜バージョン、猫好きの雪ノ下雪乃がやってしまった恥ずかしい過去の思い出、比企谷八幡が愛飲しているマックスコーヒーのイメージキャラクターのお描きに挑戦。披露された個性的な回答やイラストに、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こる楽しいゲームとなった。
ステージの最後には「俺ガイルの空気を共有できてすごく嬉しかった。まだまだ皆さんの応援をよろしくお願いします」と早見沙織さん。東山奈央さんも「これだけ長く作品に関わらせていただけることは嬉しい。結末がどうなるか原作もまだわからないし、これからも見守っていてください」と語った。江口拓也さんは無事新刊が出たことに触れながら「今後も応援をしていただいて、その力でぜひ、我々にまた仕事をください!」と会場に笑いを提供しながら締め括った。これでステージは終了となると思いきや、サプライズで原作者の渡 航氏が登壇。第12巻を最終章の始まりとして、12巻を含む3巻構成で物語が締め括られることを明らかにした。さらに、第13巻と第14巻が同時発売となる可能性にも触れ、「最後まで応援していただければと思います」と挨拶。会場は大きな拍手に包まれた。
原作者の登場というサプライズがあっただけではなく、原作小説の今後にも触れられたステージイベントは大いに盛り上がった。2017年10月25日にはTVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』Blu-ray BOXも発売となる。アニメ2期を視聴して、その続きとなる原作小説最終章の行く末をしっかりと見届けたい。
©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続
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