【日刊試読タイム】『Eクラス冒険者は果てなき騎士の夢を見る 「先生、ステータス画面が読めないんだけど」』(ファミ通文庫)

さすがに雨と風が冷たくなってきましたね。

さて、今回はファミ通文庫が2017年10月30日に発売する『Eクラス冒険者は果てなき騎士の夢を見る 「先生、ステータス画面が読めないんだけど」』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

“ステータス”――それは神が与えし才能を示す唯一の指標である。この世界ではそれが人生のあらゆる場面で重視され、一生つきまとう。騎士団に入ることを夢見る青年ライは、認識できないステータスを持つことでまともな職にも就けず、万年Eクラスの冒険者に甘んじていた。しかし、その剣筋は並の冒険者には視認できないほど疾く、高レベルの魔物をも瞬殺する実力を持っていて――。 定められた宿命に抗う、最低クラス冒険者の英雄ファンタジー、開幕!

著者は夏柘楽緒先生。イラストは森沢晴行先生。夏柘楽緒先生はWebで小説を執筆されており、本作でデビューされる作家です。本作はステータス画面が見えない冒険者の英雄譚を描く物語のようですね。試し読みでは約65ページが公開されています。挿絵も3枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「彼は万年Eクラスの冒険者で、我がギルド最強の冒険者さ」

主人公は解読不明なステータスを有する冒険者、ライ・オルガス。人生のありとあらゆる面で切っても切り離せない、運命という言葉にさえ置き換えることもできるステータス。フレンス王国では十歳になると「ステータス」と呼ばれる自分の能力を確認できる魔法が教えられ、レベル、能力値、そして才能を知る術を得るのです。ステータスとは人柄の前に見られるもの。学校の授業で「ステータス」の魔法を教わり、騎士団に入ることを夢見ていたライも、自分のステータスを目にできるこの日を楽しみにしていたのです。

ステータス画面は聖ハレヤ語によって記される。一年間みっちり教わった言語だったにも関わらず、ライは自分のステータス画面に首を傾げることになるのです。多くの学友が一喜一憂する最中、聖ハレヤ語に似ても似つかない記号の羅列で記されるステータスに戸惑うライ。先生への相談をきっかけに、ライはステータスが読めない文字で記された、世界でたった一人とも言われる存在となってしまうのです。

半年もあればDクラスに上がれる冒険者という職業。解読できないステータスという運命を背負ったライは、三年もの間Eクラス冒険者としてその日暮らしを続けていたのです。望んだわけではない冒険者という職業。それさえもステータスが解読できなければ昇級もままならない。さらに多くの冒険者が自分のステータスを確認して依頼に臨む中、命にも関わる勝率の計算すら、ライにはできなかったのです。ゆえにライは己の能力を知らず、少しずつ強力なモンスターと戦い、自分の力を知る日々を送るしかなかったのです。

試し読みでは、万年Eクラスのライをバカにした冒険者たちを、ライが救出するところまでが公開されています。レベルをはじめ、残りの体力の確認さえできないという恐怖に身をすくませる冒険者たち。目隠しをされて冒険に挑むライの実力は一部の人達にしか知られないまま、運命は少しずつその歯車を動かしていくことになるようです。ライが紡ぐ英雄譚に期待ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©夏柘楽緒/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:森沢晴行

[関連サイト]

『Eクラス冒険者は果てなき騎士の夢を見る』特集サイト

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