【日刊試読タイム】『お前(ら)ホントに異世界好きだよな ~彼の幼馴染は自称メインヒロイン~』(電撃文庫)

一定の年齢を過ぎるとみんな地元に帰りだす現象!

さて、今回は電撃文庫が2017年11月10日に発売する『お前(ら)ホントに異世界好きだよな ~彼の幼馴染は自称メインヒロイン~』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

異世界なんて、現実にあるわけないだろ。フィクションだよ、フィクション。幼馴染の亜希奈はアニメやラノベが趣味で異世界ラブ!なようだが、まったく俺には理解できんわ!! ……そんな現実主義者の俺が、世界神会議から依頼され、神々の代行者として異世界の平和を守ることになろうとは――! 異世界の魅力が詰まったドタバタ・ファンタジー、開幕!!

著者はエドワード・スミス先生。イラストはERIMO先生。エドワード・スミス先生については過去の日刊試読タイムの記事をご確認ください。本作は現実主義者の主人公が、異世界好きの幼馴染みと一緒に異世界の平和を守ることになる異世界ドタバタファンタジーのようですね。試し読みでは約43ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「もしかして……ミカリアちゃん、ポンコツかも」「間違いない」

主人公はひねくれた現実主義者の高校生、功刀匡一郎。姉と二人暮らしの匡一郎は、地に足のつかない言葉を好まず、気付けば現実的に斜に構える性格となっていたのです。そんな匡一郎にも弱点があり、明るく天然で精神的な図太さも兼ね備える幼馴染みの少女・浅木亜希奈にはめっぽう弱く、彼女に背中を押される形で一緒に過ごすことも自然と多くなっていたのです。そんな彼女が憧れる「異世界」という言葉もまた、匡一郎にとっては地に足のつかない言葉のひとつだったはずなのですが……。

いつもと同じように他愛のない誘い話に渋々頷く匡一郎でしたが、亜希奈が部屋の扉を開けた瞬間、世界から二人の姿は消え去ってしまうのです。黒一色の世界に言葉を失う匡一郎と、ここは異世界に違いないと能天気にはしゃぐ亜希奈。異世界なんて実在するはずがないと考えていた匡一郎は、しかしその事実を現実だと受け止めるのです。そして二人の前に現れる調律神ミカリア・ハウと名乗る女性。匡一郎たちは知らされることになるのです。世界神会議と呼ばれる無数の異世界を管理する神様の集まりに呼び出されたのだということに。

匡一郎だけを召喚するはずが亜希奈も巻き込まれるなど手違いも散見する中、議長神ジレクはとある頼みを願いでます。それは匡一郎たちの世界を起点として異世界へと召喚、転移、侵入、転生した人間を元の世界に送り返してもらいたいというもの。この事案に世界を管理する神自身が動こうとすれば、どんなに手加減をしても世界の崩壊は免れないため、代行者となってほしいのだと。しかし現実的ではないと判断した匡一郎は颯爽と断ってしまうのです。そして颯爽と手を上げる少女が一人。そう、幼馴染みの亜希奈だったのです。

試し読みでは、渋々1回だけと引き受けた匡一郎たちが目的の異世界へと移動するところまでが公開されています。デキる雰囲気を醸し出していたはずの調律神ミカリア・ハウのポンコツ具合が赤裸々となっていく中、現実的にひねくれている匡一郎と、本能のまま異世界を楽しもうとする亜希奈の物語に期待ですね。代行者としての仕事ぶりも楽しみです。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©エドワード・スミス/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:ERIMO

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