【日刊試読タイム】『最弱魔王の成り上がり 集いし最強の魔族』(ファミ通文庫)

未入荷に過ぎるインフルエンザワクチン。

さて、今回はファミ通文庫が2017年11月30日に発売する『最弱魔王の成り上がり 集いし最強の魔族』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

かつて魔王リガルに命を救われ、魔剣を授かった魔族の傭兵サガ。血の滲むような修練で強大な力を得た彼はリガルが命を落とし、領地が他の魔王勢に侵略されたとの噂を耳にする。だが、彼の死を信じることができないサガは彼の居城デモンズファー城を目指すことに。その道中、彼は生き残ったリガルの娘ファムに出会う。ひ弱で大人しい彼女を最強の魔王に育て上げることがリガルへ借りを返すことだと信じ、助力を申し出るのだが――!?

著者は草薙アキ先生。イラストはTAKTO先生。草薙アキ先生は第24回ファンタジア大賞にて「銀賞&読者賞」を『神喰のエクスマキナ』で受賞された作家です。本作は過酷な魔界で魔王に命を救われた傭兵が、その借りを返すため魔王の娘と出会うことになる物語ですね。試し読みでは約55ページが公開されています。挿絵も3枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

力なき者は生きられない魔界と魔王が織り成す戦乱の物語。

主人公はとある魔王に命と力と名を与えられた魔族の傭兵・サガ。力ある者が魔王として正義を名乗り、弱者は生きることさえ許されない魔界。傭兵として終わることのない戦乱を生き抜いてきた“彼”は、“狂い神”の襲撃を受けて死に瀕していたのです。魔王だろうが魔族だろうがその場にいるあらゆるものを皆殺しにする“狂い神”の襲撃で今にも散りそうな命を繋いだ“彼”は、一人の魔王と出会うことになります。お前は運がいいと。これは運命なのだと。魔王リガルは“彼”にサガという名を与え、いつしか自分の娘を守り任せられるだけ強くなれと言葉を残して消えてしまうのです。

そうして数えきれないほどの時を修練に費やし、並の魔族では抗えない豪傑へと成長を遂げたはサガは、魔王リガルに借りを返すため、そして約束を守るために彼のもとを目指そうとするのです。ところが、サガは魔王リガルの病死と彼の領地が他の魔王勢に侵略されたという噂を耳にすることになるのです。魔族が病で死すこと自体が稀であり、古竜すら打ち倒したというリガルが死ぬはずがない。その想いだけでサガは魔王リガルの治める領地を目指し、やがて辿り着くことになるのです。魔王リガルが築き上げたものの残滓だけが広がっているなどと知らないまま。

破壊の限りが尽くされた町でリガルの死を知ったサガは失意の中、リガルの一人娘であるファムの存在を知らされることになります。数多の魔王勢の侵攻から落ち延びた彼女の存在こそ、サガが強くなった理由であり、リガルとの約束であったことを思い出すのです。リガルに授けられた剣《コキュートス》に導かれるまま、サガはファムと出会うことになるのです。先代魔王であるリガルからは想像もつかないほどのか弱さと儚さを合わせ持った少女に、サガは返すべく借りを返すため、彼女の力になることを約束するのです。

試し読みでは、サガとファムの出会いまでが公開されています。失意からの出会いは、サガとファムにどんな運命をもたらすことになるのか。そして数多の魔王勢を退け、リガルが座していた玉座に佇む異なる魔王が求めるファムの行方。力と戦乱が跋扈する魔界を舞台にした物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©草薙アキ/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:TAKTO

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