【日刊試読タイム】『知識チートVS時間ループ』(HJ文庫)

傘をパクられそうになって颯爽と阻止しました、あぶねえ。

さて、今回はHJ文庫が2017年12月1日に発売する『知識チートVS時間ループ』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

――その日、二人の日本人が異世界に召喚された。一人は清楚で可憐な姫君から救世主と慕われ、現代知識や情報を自在に引き出す【知識チート】を得た大学生・陣之内和斗。一人はダークエルフの美女が率いる魔族のはぐれ部隊に拾われ、部隊の死を引き金に【時間ループ】に目覚めた少年・風早朗。知識と発想力で姫や仲間たちの為に力を尽くす和斗に対し、何度も仲間の死を経験し、最善を選ぼうと必死な朗――人類VS魔族による大戦が激化する異世界で、勝利を掴むのはどちらか!?

著者は葛西伸哉先生。イラストは長浜めぐみ先生。葛西伸哉先生は第3回ファンタジア大賞にて受賞歴を持たれている作家です。本作は同じ異世界に召喚されるも異なる陣営に身を置くことになった二人の物語のようですね。試し読みでは約110ページ(試し読み全体の80ページから189ページ)が公開されています。挿絵も4枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

2人の主人公と2つのプロローグから始まる物語。

主人公は人間側に召喚された大学生・陣之内和斗。そして魔族側に拾われることになる高校中退の少年・風早朗の二人です。遙か昔から人間と魔族が戦争を繰り返している異世界。一進一退の戦争はやがて人類諸国連合軍の首をじわりじわりと締め付けるように劣勢へと傾いていたのです。じょじょに追い詰められていた人類側は、神話時代の伝承にならい異世界から優秀な人材を呼び寄せるため召喚を行い、陣之内和斗を召喚するのです。それは人類を導き、戦う力を与え、人類全体を強くする救世主として。

一方、クソな世界に未練はないと考えていた風早朗は、トラックに跳ね飛ばされる瞬間に異世界へと転移。魔族であるオークに食糧として確保されてしまうのです。クソだと思っていた世界から転移した先でも餌という有様。逃げ切れるわけもなく、まともな食事も与えられないのです。このまま餌として喰われる未来を待つしかないのかと絶望していた矢先、風早朗を捕らえていた魔族の部隊は人間の奇襲に遭遇するのです。散っていく魔族たち。救出されたと喜ぶ風早朗。しかし無情にも風早朗は人類側にも「多少の犠牲」として切り捨てられてしまうのです。

そして風早朗は、死の直前からオークに拾われた時間までを巻き戻り、己の特殊な力に気付くことになるのです。「時間ループ」…この力があれば逃げ延びられるのではないかと考えるようになります。そして陣之内和斗もまた、自らが前線に立って戦う力がないことを悟り、自身と一緒に召喚されたタブレットこそが、己の力であることを知ることになります。元いた世界の情報を自由に引き出すことができ、その知識と知恵を…「知識チート」もって、人類を魔族に対抗できるよう鍛え上げていくことが救世主としての役割なのだと。

試し読みでは、風早朗が「時間ループ」の発生するきっかけを知るところまで、そして陣之内和斗が「知識チート」から猛将に自分の存在を認めさせるところまでが公開されています。異なる立場と立ち位置で異世界へと召喚された二人の人間が、この先どのような形で邂逅を果たすことになるのか注目ですね。相対的にみると「時間ループ」が優れているような気もしますが、果たして。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©葛西伸哉/ホビージャパン イラスト:長浜めぐみ

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『知識チートVS時間ループ』特設ページ

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